今回はBTS(防弾少年団)の3rdフルアルバム「LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’」の「Magic Shop」の歌詞から、韓国語単語を学びたいと思います!よく使う単語や押さえておきたい言葉の使い方をピックアップしました!
- 「Magic Shop」の歌詞はどんな内容?
- 「Magic Shop」の歌詞から単語や文法を学ぼう
- 망설이다「ためらう」
- -ㄴ다는 걸「~だということを」
- -도「~も」
- 결국「結局」
- 흉터「傷跡」
- 돌아오다「帰ってくる、返ってくる」
- -니까「~だから」
- 힘을 내다「力を出す」
- -란「~だという」
- 뻔한「ありきたりな」
- -을 거야「~するよ、~するんだ」
- -줄게「~してあげる」
- 뭐랬어「何て言った」
- -ㄹ 수 있을까「~できるかな」
- 은하수「天の川」
- 과연「果たして」
- 수놓다「刺繍する」
- -지「~なのか」
- 절망「絶望」
- 끝에「先に、果てに」
- 찾았음「探していたこと」
- -던「~していた」
- -게「ことが」
- 위로하다「慰める」
- -며「~しながら」
- 올려다보다
- 넌 괜찮을 거야「君は元気になるよ」
- 피다「咲く」
- 장미꽃「バラ」벚꽃「桜」나팔꽃「あじさい」
- -처럼「~のように」
- 흩날리다「舞い散る、飛び散る」
- 지다「枯れる」
- 조급하다「せっかちだ」
- 초조하다「焦る、いらだつ」
- 남들「他人」
- 비교「比較」
- -버리다「~してしまう」
- 되려「かえって、いっそ」
- 또「また」
- 목줄「リード、手綱、首輪」
- -말야「~こととだけど」
- -것만 같아「~のようだ」
- 거둬가다
- 찾아내다
- -잖아「~じゃないか、~じゃん」
- 注目の歌詞
「Magic Shop」の歌詞はどんな内容?
結構ぼんやりとした言葉遣いですが、おそらく自分も君に励まされたように、君がつらいときは僕が励ましてあげるよ、というような感じ。君を癒してあげる場所はここMagic Shopということみたいです。
K-POPで韓国語を勉強するなら、カムバ曲もすぐアップされるApple Musicがおすすめ!「Magic Shop」もApple Musicで聞けます♡
「Magic Shop」の歌詞から単語や文法を学ぼう
망설이다「ためらう」
「躊躇する、ためらう」の意味。K-POPでよく出てきますが、日常会話では意外にあまり使わないかも笑
-ㄴ다는 걸「~だということを」
-는 걸「~ということを、~することを」でもほとんど同じ意味合いですが、-ㄴ다는 걸にすることで一旦“-ㄴ다”と言い切ったようなセリフのような、ちょっと強めなニュアンスを出すことができます。
걸は、것을「事・物を」の略。
-도「~も」
助詞の「~も」です。動詞に付くと「~しても」という逆接の意味合いに。
결국「結局」
漢字語で「結局」の韓国語読みです。
흉터「傷跡」
「傷跡、残痕」の意味。体に実際に残る傷や、心に負う傷のことも含みます。
흉터로 남다「傷跡として残る」はよく歌詞に出てくる言い回しです。
돌아오다「帰ってくる、返ってくる」
돌다「回る」+오다「来る」の複合動詞。“回ってこちらにやってくる”というニュアンスから、「(家などに)帰ってくる」や「(一旦どっかにいったものが)戻ってくる、返ってくる」などの意味があります。
-니까「~だから」
理由を表す語尾。요をつけて、-나까요と使うこともできます。
힘을 내다「力を出す」
直訳は「力を出す」ですが、ほとんど日本語の「頑張る」に近い意味合いです。
相手に「힘을 내(頑張れ)」「힘을 내라(頑張れ)」「힘을 내세요(頑張ってください)」で励ます言葉としてよく使われます。
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-란「~だという」
-라는の略です。名詞が前にきて、例として名詞を挙げる際に使います。
뻔한「ありきたりな」
뻔하다は「わかりきった、確かだ、明らかだ」という意味があります。뻔하다を連体形にした、뻔한は「ありきたりな、わかりきった」という意味でとてもよく使うので、このまま覚えてもいいと思います。
ちなみに뻔하다は他にも「ほんのり明るい」という意味もあります。
-을 거야「~するよ、~するんだ」
自分の意思を表明する語尾です。第三者や相手に使う場合には、「きっと~するだろう、こうなるだろう」という確信を持った推量の意味合いになります。
-줄게「~してあげる」
-ㄹ게で「~するよ」という自分の行動意思を表す語尾です。-줄게はこれに주다「あげる、くれる」を足したのもですが、かなりよく使う言い回しなので、このまま覚えるといいかも。
-줄게では「~してあげる」の意味になり、こちらが相手に物や行動を与える意思表示の意味になります。
뭐랬어「何て言った」
뭐라고했어の略です。これに限らず、~라고해「~だと言う」は略されてしばしば~래になります。
歌詞の中では、「自分は何て言ったっけ?勝つって言ったよね?」って感じになっていますね。このフレーズ自体は、相手に「え?何て言った?」という感じ聞く場合にもよく使います。
-ㄹ 수 있을까「~できるかな」
-을까で、「~かな?」というライトな疑問を表す語尾です。これに可能の意味が加わると、-ㄹ 수 있을까になり「~できるかな?」という意味になります。
この言い回しもよく使うので、そのまま覚えておくと◎◎
은하수「天の川」
漢字語で「銀河水」の韓国語読みです。
과연「果たして」
「果たして~だろうか?」というような文章でよく使われます。なので、多くの場合、この副詞の後は疑問文が来ます。
수놓다「刺繍する」
「刺繍する、縫い取りする」という意味で【色のついた糸で縫い取ることで美しい絵柄を成す】というのが、主の意味のようです。
なので単に刺繍する動作というよりは、「刺繍によって美しい絵柄を描く」ことに重きが置かれた単語のようですね。
-지「~なのか」
-지自体に「~なのかどうか」という意味合いが含まれており、-지 모르다「~するかどうかわからない(=~かもしれない)」、-지 아닌지「~なのかそうじゃないのか」などの形でとよく使われます。
歌詞のように、-지だけで使うこともありますが、「~なのかどうか…、~するのかな…」と、疑問を投げかけたような状態になります。
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절망「絶望」
漢字語で「絶望」の韓国語読みです。
끝에「先に、果てに」
끝は、主に“物事の先”という意味があり、物理的な場合には、「先端、果て」を意味し、非物理的な場合には「終わり、行く末」を意味します。
ということで訳し方がたくさんある言葉とも言えます。歌詞のように情緒的な文章では「果てに」と訳すこともできます。
찾았음「探していたこと」
음またはㅁをつけることで、形容詞や動詞を名詞化することができます。
ここでは찾았다「探した」を名詞化しています。この歌詞では他にも슬픔「悲しみ(슬프다)」や아픔「痛み(아프다)」も出てきますが、同じ文法です。
-던「~していた」
過去完了を表す連体形です。単に過去の話をしている、というよりは回想して思い出しながら話しているようなニュアンスがあります。
-게「ことが」
것이の略です。-게に助詞の「が」までが含まれます。
위로하다「慰める」
위로だけで「慰め、励まし」という名詞としても使えます。漢字語で「慰労」の韓国語読みです。
-며「~しながら」
動作を2個以上一緒にやることを表す言葉です。~면서とほぼ同じで、置き換えることも可能な言葉同士でもあります。
올려다보다
올리다「上げる」+보다「見る」が合わさった言葉です。間に다が入ることで、「(顔を)上げて→見る」という段階的な動作感を表します。
다がもしないと、2つの動作を同時に進行しているようなニュアンスになります。細かいことですが…
넌 괜찮을 거야「君は元気になるよ」
괜찮다という言葉はよく「大丈夫だ」と訳されますが、なんなら「良い」という意味合いも含まれているわけです。結構幅広いことにこの「良い」の意味が使われます。
例えば、괜찮은 사람はよく言う表現ですが、これを「大丈夫な人」としてしまうと、なんだか「やばそうだったけどまあ大丈夫そうな人」みたいな感じに聞こえてしまいます。本当は「良い人」という意味で誉め言葉でもあります。
こんな感じで万事良い内容であれば괜찮다が使われるのですが、넌 괜찮을 거야.もそんな感じ。「落ち込んだり元気がない状態から回復する」ということを言いたいのだと思われます。
피다「咲く」
「花が咲く」の意味で使われる言葉です。また「(花のように)咲く」という感覚で歌詞では結構幅広い名詞に使われたりします。
장미꽃「バラ」벚꽃「桜」나팔꽃「あじさい」
花の名前を表す言葉です。꽃は「花」の意味があり、花の名前の多くに꽃が付いています。
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-처럼「~のように」
何かを例えるときに。前には必ず名詞がきます。
흩날리다「舞い散る、飛び散る」
흩다「散らす」+날리다「飛ぶ、飛ばす」が合わさった複合動詞です。歌詞のように、花が風に吹かれて散っていく様子を表すときによく使われます。
지다「枯れる」
지다はたくさんの意味があり、「花が枯れる、萎れる」以外にも、「夕日が暮れる」「朝露が消える」「月が傾く」「負ける」「なくなる」などの意味があります。
要は、“栄えていたものが落ちていく”“元気だったものが死んでいく”というニュアンスがあるので、このイメージを覚えておくと、細かい日本語訳を覚えてなくても、大体どんなときも意味が把握できると思います。
조급하다「せっかちだ」
漢字語で「躁急」の韓国語読みです。
초조하다「焦る、いらだつ」
漢字語で「焦燥」の韓国語読みです。
남들「他人」
남が「他人」という意味です。韓国語では、2以上存在するだろうというときには大体들が付きます。
비교「比較」
漢字語で「比較」の韓国語読みです。
-버리다「~してしまう」
버리다自体は「捨てる」の意味ですが、他の動詞につくと「~してしまう、~しちゃう」という意味合いになります。
되려「かえって、いっそ」
도리어の略です。오히려「逆に」や차라리「いっそ」と似たような単語です。
또「また」
韓国語ではよくこの또が文章に登場します。「もう一回」の意味の「また」や「あるいは、同時に」の意味の「また」の意味があります。これらの意味を強く表すときもあれば、雰囲気だけで挿入されているようなときもあります。
必ずしも「また」で訳す必要がないときもあります。歌詞では、「締め付けて」かつ「首輪になった」と2個以上のものが同時に起こったことを意味する「또」だと思います。
목줄「リード、手綱、首輪」
목「首」+줄「紐」という意味なので、犬を連れて散歩するときの「リード」みたいな意味合いです。
歌詞の中では、自分の首を絞める存在、捕らわれたような状態、ということが言いたいのかなと解釈したので、日本語的には「首輪」がしっくりくるような気がしました。
-말야「~こととだけど」
これから話す話を強調したいときや、言いずらいことをぼやかそうとするときに使う言葉です。歌詞では그런데 말야「そうだったんだけどさ」、사실은 말야「実はさ」という言葉で使われています。口語的な表現で、どちらも日常会話でよく使うフレーズです。
-것만 같아「~のようだ」
-것 같아でも成り立つことばですが、만が入ることによって若干ですが強調するようなニュアンスが加わります。意味合いとしては大きく違いはありません。
거둬가다
거두다「収め集める、引き取る」+가다「行く」の複合動詞です。
歌詞では、「君の悲しみや痛みを自分が取り除きたい」ということが言いたいのだと思います。거두다は色々な意味がありますが、主としては「こちらで回収する」という意味なので、거둬가다は、特にここでは「こちらで回収した上で、どこかに持って行っちゃう」というような感じの意味かなと思います。
このように複合動詞になっていると、明確な日本語で表しにくいこともあるので、単語自体の日本語訳にとらわれず、イメージにあった日本語に意訳することも大事です。
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찾아내다
찾다「探す」+내다「出す」が合わさった複合動詞です。これに限らず、動詞+내다で「~しきる、やりきる」という、完遂した意味合いを付与します。
-잖아「~じゃないか、~じゃん」
「こうだったでしょ」という確認の意味合いの語尾です。요を付けると敬語でも使えます。会話で相当良く聞く表現です。言い方によっては「こうだったじゃん!」と相手を責めるようなニュアンスにもなります。
注目の歌詞
남들과 비교는 일상이 돼버렸고
무기였던 내 욕심은 되려 날 옥죄고 또 목줄이 됐어
(他の人と比較することが日常になってしまい)
(武器だった僕の欲望はいっそ僕を締め付け、首輪になった)
個人的に似たような気持ちがあったので、とても共感してしまいました…!野心が故に頑張れていたはずなのに、いつしかもっとできているように見える人と比べてしまい、焦って、その夢や野心がむしろ自分を苦しめる存在に…
この曲は全般的に、お互いに慰め合うような歌詞でほっとします。ばんたんは、自分たちの境遇を重ねたような歌詞が多くて、時々感慨深い気持ちになります…
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