今回はRed Velvetの6・7thミニアルバムのリパッケージアルバム「’The Reve Festival’ Finale」の「Psycho」の歌詞から韓国語単語を学びたいと思います!よく使いそうな単語やおさえておきたい言葉の使い方などをピックアップしてみました!
曲の流れにあわせた順番で解説してるので、聞き取りながら読んでみてください~
- 「Psycho」の歌詞はどんな内容?
- 「Psycho」の歌詞から単語や文法を学ぼう
- 어쩌면「どうしたら」
- ~ㄹ까「~かな?」
- 맘「心、気持ち」
- 또「また」
- 첨「初めて」
- ~(이)라「~だから、~なので」
- 잘 안 돼「うまくいかない」
- ~건「~事は」
- 별나다「変わっている」
- ~대「~だって、~だと」
- 쥐락펴락 하다「思いのままにする」
- ~ㄴ 걸「~なんだよ、~なんだもん」
- 그리곤「それから、そうしてから」
- 껴안아「抱きしめる」
- 자꾸「何度も、しきりに」
- ~듯「~のように」
- ~다가「~してから」
- 붙어다니다
- ~니「~だから」
- ~말이야「~ということだ」
- 이해가 안 가「理解できない」
- 맞아「そうだ」
- 막「やたらに、むやみに」
- ~ㄹ 줄 몰라「~とは思わない、仕方がわからない」
- 어떻게 ~겠어「どうしたって~できない」
- ~답게「~らしく」
- 온몸(全身)
- 注目の歌詞
「Psycho」の歌詞はどんな内容?
私を“サイコパス(サイコ)”のように狂わせるほど夢中にさせる彼と、周りから“サイコ”と言われるほどの感情の激しい二人の間柄を歌った内容です。周りからは理解されずおかしいと思われていても、私たちは好き同士だから“サイコ”でもいいの。そんな感じの内容です。
「Psycho」の歌詞から単語や文法を学ぼう
어쩌면「どうしたら」
어쩌다(動詞/どうする)+~면(仮定/~したら)を合わせた言葉。よく使う言葉なのでフレーズとして覚えてしまうのがいいです。어쩌면 좋아?で「どうしたらいい?」もよく使うフレーズです。
~ㄹ까「~かな?」
「~したらいいかな?」「~するのはどうかな?」のようなシチュエーションで使われる語尾です。提案したり、自分の中で悩んだりするときに使います。요を付けると、丁寧語としても使えます。
■도와 드릴 까요?(私がお手伝いしましょうか?)
■동물원 가는 건 어떨까?(動物園に行くのはどう?)
맘「心、気持ち」
마음の略です。書き言葉でも話し言葉でもよく使われます。「心」という意味ですが、自分の思う「気持ち」という意味でもよく使われます。
この文は語尾などが変わりながらも、ドラマなどでよく使われる表現です。
또「また」
言葉の意味としては「また」と辞書でも出てきますが、日本語で言うところの「また」とは違う感覚でも使われています。
「また」は、“1回あったことがもう一度”という「再発」の意味合いで、또も基本的にその意味で使われますが、「それでももしかして」のような意味もあります。なので、一概に「また」という意味ではないときもあります。「また」で意味がよくわからないときは、後者の意味の可能性がありますが、正直強い意味で使われていないことも多く、文の調子を整えるような感じでも使われていたりするので、あまり意識しなくても大丈夫です。
そのほか、派生した単語として다시 또(またもう一度) 또한(同じく、その上)또는(または、あるいは)という言葉もあります。
첨「初めて」
처음(初めて)の略。
~(이)라「~だから、~なので」
~라は名詞について「~だから、~なので」という意味で、これの前の이は、前の単語がパッチムで終わる単語だった場合に付きます。
~라서も同じ意味です。理由を表します。 ~라は「~である、~だと」という意味もあり、その他にも、~라는「~という、~だという」~ 라고「~だと」 라니「~だから」など色々な言葉とくっつきます。
잘 안 돼「うまくいかない」
되다の否定形、안 되다(돼)は「ダメだ」という意味でよく使われますが、もう一つ「(物事が)うまくいかない」という意味でも使われます。잘は「よく、十分に」という意味なので、なくても意味は通じますが、잘 안 돼で「よくできない、なんかうまくいかない」という意味になります。
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~건「~事は」
~것은(事は)の略です。これ単体で使われるわけではなく、前に“事”の内容を説明する文章が必要です。会話では、~것은よりも~건の方が言いやすいので、よく使われます。
■인생이라는 건 답이 없다.(人生というものは答えがない。)
例文のように、~것(거)は「事」だけでなく「もの」と訳されることも多く、また口語では日本語の「~するのは」の「の」にあたる言葉で、特段強い意味を持たない場合も多いです。
별나다「変わっている」
「風変り、変わり者だ」という意味で、별は漢字の「別」の韓国語読みです。
~대「~だって、~だと」
~다고 해(~だと言う)の略です。「~って言うんだって」という意味で、「人が○○だと言っているらしいよ。」という感覚です。요を付けると丁寧語として使えます。
■민지가 없어졌대요!(ミンジがいなくなったみたいです!)
쥐락펴락 하다「思いのままにする」
「쥐다(握る)」と「펴다(手を開く)」の語幹に、それぞれ語尾の「락」が付き、「握ったり開いたりする」という意味から「人を意のままにもてあそぶ」「思いのままにする」という意味です。
ちなみに~락は「○락○락」として使い、反対の意味の二つの動作や状態が交互に生じることを表します。語感がパッチムで終わる場合には「으락」となります。
~ㄴ 걸「~なんだよ、~なんだもん」
動詞や形容詞の後に付く語尾で、「~なんだよ、~なんだもん」というような意味合いで、強めの意思を言いたいときに使います。K-POPの歌詞では本当によく使われます。名詞に付くときは、이다(~である)を付けて、~인 걸となります。
■너는 나의 유일한 사람인 걸.(君は僕の唯一の人なんだ。)
ちなみに文中同じ~ 걸が使われることがありますが、これは別の意味で、~ㄴ 것을の略です。「~事・物を」という意味です。同じ形でも、文中か語尾かによって、意味が違うので注意!
그리곤「それから、そうしてから」
그리고는の略です。그리고(そして)に似ていますが、微妙に意味が違います。그리고は「そして」という意味で、単純に前の内容に付け加える感じですが、그리곤(그리고는)は、“何かがあったその後に”というような意味合いで、前にあった出来事を踏まえた印象があります。
껴안아「抱きしめる」
안다だけでも「抱く」という意味ですが、껴안다は「抱きしめる」という意味です。안다は物理的なハグの他に、“気持ちを抱く”のような意味でも使われますが、껴안다にはそういう意味はありません。
似たような言葉で、감싸 안다「抱きしめる」という言葉もあります。감싸다が「包む」という意味なので、「包んで抱きしめる」というニュアンスがあります。
자꾸「何度も、しきりに」
回数的な程度が多い様子を表します。「しきりに」「何度も」が辞書で出てくる意味ですが、これで訳すとなんだか変になってしまうときもあるので、そういうときは「ひたすら」「とにかく」というような日本語がしっくりくるときもあります。
~듯「~のように」
듯이の縮約形で、「~のように」という意味です。似たような言葉に처럼がありますが、처럼は名詞に付いて「~のように」を表すのに対し、듯이は名詞には付かず動詞に付きます。듯이の前に付く動詞が、語幹+ㄴ(은)であれば過去、語幹+ㄹ(을)であれば未来の内容を表現します。
→“忘れる”ことよりも前に“洗う”が起こるはずで、すでに忘れているので“洗う”は「過去」
■다시 안볼 듯이 싸웠어.(二度と会わないかのようにケンカした。)
→ケンカをした後に“会わない”が起こるはず、まだ“会わない”状況になっていないので、“会わない”ことは「未来」
~다가「~してから」
「~してから」という意味で会話でもよく使われる表現です。「〇〇した後に(してから)××する」というように使われます。また「~しかけて」という意味もあります。
■얘기하다가 말았어.(話しかけてやめた。)
歌詞のように~다가도になると도が逆接の意味になるので「~してからも、していたのに」という意味になります。
붙어다니다
붙다「くっつく」と다니다「通う」の複合動詞です。붙다は物理的に物と物はくっつくことがメインの意味ですが、人間同士の話でいうと「(くっつくように)一緒にいる」という感じの意味になります。
また다니다も「学校に通う」「行きつける」のような「何度も同じところを行き来する」という意味がメインの意味ですが、幅広くいうと「そこらを往来する、うろうろする」というような意味もあります。なので、どこへ行って何をするというよりも、「なんとなくやることがあって色々行き来している」というニュアンスで使われることも多いです。
これらを踏まえて、この歌詞の場合、붙어다니다は「二人が一緒にいて色々一緒に行動している」という感じの意味になります。
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~니「~だから」
~니は色々な意味がありますが、文中で使う主な意味合いとして「~だから、~なので」があります。~니까と同じような言葉なので、置き換えたとしても意味は通じます。
~말이야「~ということだ」
断言するときの語尾で使われます。話し手の強めの意思や意図が感じられます。
■내가 몰라서 말이야.(私がわからないからだよ。)
이해가 안 가「理解できない」
「理解できない」は이해하다に不可能を表す못 하다を付けて、이해 못 해でも問題ないのですが、이해가 안 가という言い方もあります。「納得できない、理解できない」という意味で、ニュアンス的に「考えても私にはよくわからない」と言いたいときに使われるように思います。
맞아「そうだ」
元々맞다は「合う」という意味ですが、それが転じて、「内容として合っている」=「そうだ」という意味で使われます。会話でも非常によく使われ、相槌としてとても便利な言葉です。
「~ですよね?(~ということで合っていますよね?)」という使い方もできます。
(ミンソクさんですよね?-はい、そうです。)
막「やたらに、むやみに」
마구の略。「やたらに、むやみに」という意味で、“意味もなく”という感じです。また「しきりに、ひたすら、ひどく」のように程度が大きい意味でも使われます。絶対ないと意味が通らないというような言葉でない分、使い方は結構感覚的な部分も大きいので、たくさん例文を見たほうがわかりやすいかも。
~ㄹ 줄 몰라「~とは思わない、仕方がわからない」
~ㄹ 줄が、「~する方法」という感じの意味なので、몰라(모르다)が続くと、「~する方法がわからない」という意味になります。逆に、알다(わかる)が続くと、「~の仕方がわかる」という意味になります。
어쩌다や그러다、이러다のような漠然とした動詞が前にくると、転じて「どうしたらいいかわからない」「そうだと思った・思わなかった」という使い方もできます。
■그런 줄 몰랐어.(そうだったとは知らなかった。)
■요리 할 줄 몰라.(料理の仕方がわからない。)
어떻게 ~겠어「どうしたって~できない」
直訳は「どうやって、~しようか」ですが、反語の意味で「いや、しない、できない」までが含む意味合いです。つまり、「どうしても~できない。」という意味になります。文法上では、ただの未来形ですが、不可能なニュアンスが含まれています。
(名前もわからないのに会えるわけない。(どうやって会うの。いや会えないでしょ。))
~답게「~らしく」
名詞について、「~らしく」という言葉を作ります。
■나답게(私らしく)
■남자답게(男らしく)
온몸(全身)
온が、「全ての、全~」という意味を持つ接尾辞のような働きがあります。온통が「全体、すべて」という意味ですが、その他にも온세상「全世界、世界中」 온종일「一日中」など、他の名詞について、「全ての○○」という単語を作ることができます。
注目の歌詞
서로를 부서지게 그리곤 또 껴안아
다시 안 볼 듯 싸우다가도 붙어다니니 말이야
(お互いを壊すようにしておきながら、また抱きしめる)
(二度と会わないかのように争っていても一緒にいるからだって。)
このフレーズ怖い。お互いをダメにする付き合い方。笑 こういう歌詞からサイコパスな関係が伺えます。自分でもわかっているけど、人になんといわれても、好きだからいいの!っていう感覚ですよね、もう絶対ダメなやつ。もう絶対一緒にいちゃいけないやつ。
PVはそんなサイコパス感あんまりしないし、シックな雰囲気も結構素敵で、メイクもダーク感あって、みんなのダンスもキレが出てきて、一段とあか抜けて上手になったんじゃないのかな?曲がいいのに、相変わらずダンスの振り付けにキャッチ―なポイントがなくて、パフォーマンスとしてもったいないように思うのは私だけかなあ…
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