韓国語の基本的助詞と使い分けを徹底解説!細かい違いまで抑えよう!

韓国語の基本的助詞と使い分けを徹底解説!細かい違いまで抑えよう!

日本語と本当によく似ているか文法の韓国語なので、助詞も同様に存在します。が、まったく日本語と同じというわけでもありません。今回はそんな助詞の中でも。基本中の基本の助詞について解説していきます。

~は:는/은

主語に続く助詞「~は」は、続く前の単語にパッチムがない場合は~는、パッチムがある場合は~은です。パッチムがない場合の~는ですが、会話では省略されて、~ㄴのみになることもあります。

ちなみに動詞を連体形するときにも全く同じ는/은が使われます。助詞として使われる場合には名詞の後に付くので、見分けは難しくないとは思いますが、ついでに覚えておきましょう。

◆저는 학생입니다.(私は学生です。)

◆이건 니 꺼야?(これは君の?)※는をㄴに省略

◆밥은 먹었어?(ごはんは食べた?)

~が:이/가

主語に続く助詞「~が」は、続く前の単語にパッチムがない場合は~가、パッチムがある場合は~이です。

会話の中で、特に固有名詞などでパッチムで終わる名前にこの「~が」を付けるときに、「지민이가~(ジミンが~)」のように一見二つの助詞が使われているように聞こえるときがあるかもしれません。この場合、이は助詞ではなく、語調を整えるための이なだけで、助詞として機能しているのは、가の方です。会話の中では、このようにパッチムで終わる単語に이を付けて語調やリズムを整えることがあります。この「~이가」の使い方はよく出てくるので覚えておくといいと思います。

ちなみに手紙の最後に書いた人の名前を「○○より」と書きますが、韓国語では~가または~이가が使われ、「칭민이가」「민호가」のように使われます。

◆난 여자친구가 있어.(僕は彼女がいる。)

◆선생님이 말했어요.(先生が言いました。)

◆유진이가 알려줬어.(ユジンが教えてくれた。)※이は語調を整える

「~が」の例外として、이것이(これが)、그것이(それが)、저것이(あれが)は略して、이게、그게、저게となります。이と가に全く関係ない形なのですが、これはそのまま例外として覚えましょう。特に、이게、그게は会話でもよく使う表現です。一応、「これが」「それが」という訳ではありますが、文章の中では、助詞があまり重要ではない文章の中でよく使われます。直訳にこだわらず、フレーズとして覚えておくといいかと。

また、動詞や形容詞の連体形などの後に~게がつくことで「~すること(が)」という意味になります。これも会話でよく使われる表現なのでぜひマスターしたいです!

◆이게 뭐야.(これが何?=これ何?)

◆그게 아니야…(それが違くて=そうじゃなくて)

◆집에 가는 게 싫다고?(家に帰るのが嫌だって?)

~を:를/을

目的語に続く助詞「~を」は、続く前の単語にパッチムがない場合は~를、パッチムがある場合は~을です。~를は、書き言葉でも会話の中でも~ㄹのみに省略されることも多いです。

◆나를 봐요.(私を見てください。)

◆책을 갖고 와요.(本を持ってきてください。)

◆널 사랑해.(君を愛してる。)※를をㄹに省略

~를は、「닮다(似る)」「위하다(~のためにする)」など日本語とは違う助詞が使われる動詞にも、よく付きますので、動詞と使い方を覚えておきましょう。

◆어머님이랑 많이 닮았네요.(お母さんとよく似ていますね。)

◆너를 위해서 한 건데.(君のためにやったことなのに。)

~に:에/에게/께/한테

助詞「~に」は、에です。前には場所や時間、対象などの目的語がきます。もう一つ、~에게も「~に」の意味ですが、前には人や動物がきます。~에게については、敬語があり、前の対象人物が先生や親、上司など偉い人である場合は、~께がつきます。これは話相手が敬語の対象かどうかは関係なく、あくまで助詞が付く対象、つまり話に挙がっている対象が敬うべきかどうかがポイントです。

口語では、~에게の代わりに한테が使われることが多く、文語や書き言葉では、~에게が使われます。ちなみに手紙の最初に宛名として書かれる「○○へ」は、この助詞を使い、「윤호에게」のように書かれます。

◆이 시간에 왠 일이야?(こんな時間にどうしたの?)

◆병원에 가야지.(病院に行かないと。)

◆선생님께 물어 봐.(先生に聞いてみな。)

◆엄마한테 무슨 짓을 한 거야!(お母さんになんてことするの!)

また너에게(君に)や나에게(私に)は、K-POPでもよく出てくる言葉ですが、それぞれ네게、내게と略されます。発音はどちらも同じ「ネゲ」になりますが、スペルを見ると네・내となっていることから「あなた」なのか「私」なのかを判断します。口語ではスペルがわからないので、前後文脈で判断しますが、分かりにくいこともあり、한테を使った方がやはり分かりやすいです。

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~で、~から:에서

主に場所を表現する際に使う「~で」や「~から」は、~에서です。また時間や場所の範囲を表すときの「~から~まで」の「~から」として使うこともあります。

◆집에서 기다려.(家で待ってて。)

◆집에서 학교까지 10분 걸려요.(家から学校まで10分かかります。)

◆2시에서 3시까지 회의있습니다.(2時から3時まで会議があります。)

場所を表す言葉の中で、「どこで」や「ここで」「そこで」の場合は、順当に考えると어디에세(どこで) 여기에서(ここで) 거기에서(そこで)ですが、特に会話では、에が省略され、어디세・여기서・거기서となります。

◆어다서 만날까?(どこで会おうか?)

◆여기서 기다릴께.(ここで待ってるね。)

~と:와/과/랑/하고

並列の意味の「○○と××」の「~と」は韓国語では4つあります。違いと使い方は以下の通り。

  • 와と과→文語で使われる。前の単語がパッチムで終わる場合は과、パッチムなしの場合は와。
  • ~랑→主に口語で使われる。前の単語がパッチムで終わる場合は~이랑。
  • ~하고→主に口語で使われる。パッチムの有無は関係なし。

口語では~랑と~하고が使えますが、日常会話では~랑が本当によく使われています。와と과は、本や詩で使われ、話し言葉ではあまり使いません。K-POPの歌詞ではよく出てきますよね!参考書でも「~と」として一番に書かれていますが、実際はおそらく~랑が一番使われているのではと思います。人と会話する分には、~랑だけ使えればおおよそ問題ありません。

◆나랑 같아 가.(私と一緒に行こう。)

◆너와 함께 있고 싶어.(あなたと一緒にいたい。)

◆당신과 나는 다시 만난다.(あなたと私はもう一度出会う。)

◆친구하고 약속이 있습니다.(友達と約束があります。)

~や:나

羅列に使う「○○や××」の「~や」は~나です。名詞と名詞を羅列するときに使います。また「~したり~する」というときの「~たり」としても使うことができ、動詞と動詞も羅列できます。

◆주말 뭐해요? ―영화 보거나 산책해요.
(週末は何してますか?-映画を見たり散歩をします。)
※ちなみに영화 보거나 산책하거나 해요.でも可。この場合、訳は「映画を見たり散歩したりします。」という感じ。

他にも、「これでもやれ、やっとけ」のときの「~でも」としても使います。また、「○○だとか何だとか。」という、「そう聞いたような気がするんだけど何だったけかな(ちょっとした嫌味も含む)」みたいな意味のイディオムの中でも使っています。これは「~(이)나 뭐래나」と言いますが、フレーズとして覚えるといいと思います。ちなみに뭐래나は、뭐라고 하나の略です。

◆시끄러워하지 밀고 공부나 해.(うるさくしてないで勉強でもしなさい。)

◆그 시람 누구야? ―새러운 부장님이나 뭐래나…
(あの人誰?-新しい部長だとか何だとか…)
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~の:의

所有を表す「~の(物)」は、의を使います。ハングル自体の発音は本来「ウィ」ですが、この所有の助詞で使われるときは、発音が「エ」になります。このような発音変化が起こるのは、この助詞の時だけで、とてもよく使う助詞なので例外的に覚えておきましょう。

◆이건 나의 교과서야.(これは私の教科書だ。)

◆당신의 이름은 뭐에요?(あなたの名前は何ですか?)

「私の」である나의(ナエ)や「君の」である너의(ノエ)は、これらが略され、 내(ネ:私の)네(ニ:君の)と発音されることが多いです。네はハングルとしての本来の発音は、「ネ」ですが、この「君の」で使われるときは、「ニ」と発音されるので覚えておきましょう。

また「私のもの」「君のもの」という言い方もあり、それぞれ나의 것、너의 것が正式的な言い方ですが、長くて言いにくいので、내 꺼、니 꺼と言われることが多いです。これもよく使われる表現なので覚えておくといいでしょう。

ちなみにこの내 꺼(私のもの)がめちゃくちゃ使われいる曲が、IZ*ONEの”내 꺼야”です。ぜひ参考にしてみてください!笑

~へ:로

主に方向を表す「~へ」は、로を使います。「~へ」と訳されることが多いのですが、この日本語訳で覚えるのではなく、“特定の方向へ向かう”というイメージで覚えるのがいいと思います。

◆어디로 가?(どこへ行くの?)

◆이 쪽으로 가면 학교가 있어요.(こっちのほうへ行くと学校があります。)

◆내게로 와.(僕の元においで)

◆새로운 미래로!(新しい未来へ!)

로は、「どこ」や「あっち、こっち」や「西の方」など、漠然とした方向性を指すときに使われることが多いです。また、K-POPの歌詞でよくある내게로 와.(僕の元においで)

という感じでも使われます。これは実際に物理的に自分のそばに来いというよりは、“他の人を選ばずに自分を選んでくれ”という意味です。

またスローガンなどにありそうな、새로운 미래로!(新しい未来へ!)のような言い回しもよくあります。これも今すぐそこへ行くというよりは、“方向性としてそうなりたい”という意味合いになります。

このように関係性としてや精神的な意味での方向性でも使われるので、“特定の方向へ向かう”というイメージで覚えたほうが、イメージをつかみやすいのです。

また로は他にも、手段の意味合いの「~で」や、材料をあらわす「~で」、役回りという意味での「~として」や原因や理由を表す「~で」、変化を表す「~に」など幅広い意味を持っています。

  • 【手段】카드로 계산해 주세요.(カードで精算してください。)
  • 【手段】만년필로 쓰다.(万年筆で書く。)
  • 【材料】나무로 만든 상자(木で作った箱)
  • 【役回り】부장으로 임명됐다.(部長として任命された。)
  • 【理由】무슨 일로 오셨어요?(何の用でいらっしゃいましたか?)
  • 【変化】이사로 승진했다.(理事に昇進した。)

このように로は幅広い意味で使われます。日本語では、「~に」「~で」「~へ」に当たるものは大体로が使われるようなイメージ。使い方や意味をそれぞれ覚えるというよりは、たくさんの例文に触れることで、具体的な使い方や言い回しを把握するほうが分かりやすいと思うので、おすすめです。

まとめ:大事すぎる基本の助詞

今回紹介した助詞は、日本語でも韓国語でも同様に大切な基本中の基本の助詞です。日本語と韓国語は、文法がほとんど同じなので、助詞の使い方も非常に似てはいますが、微妙に違う部分もちょこちょこあります。

助詞の使い方がとても似ているが故に、そうしたちょっとした違いを忘れてしまいがちですが、そういう細かい部分を理解して使いこなせるかどうかが、韓国人っぽい会話ができているかどうかにつながります。

日本語同様、助詞を抜いて話せてしまう場合も多いですが、たかが助詞、されど助詞!しっかりと序盤のうちにマスターしておきたいところです!!

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