韓国語の一人称(나・저)と二人称(너)を完全解説!

韓国語の一人称(나・저)と二人称(너)を完全解説!

一人称とは、自分のことを指す言葉で、日本語で言うところの{私、俺、わたくし、僕etc…}がそれです。二人称とは、相手を指す言葉で{あなた、君}などがそれにあたります。

言語にはこの一人称と二人称が存在しますが、今回は韓国語の一人称と二人称を掘り下げて解説したいと思います。実は日本語よりも、種類が少なく難しくはありません!

基本の一人称「나」

一般的な韓国語での一人称は「나」しか基本ありません。男も女も老いも若いも、基本この「나」を使っています。日本語で言うところの「私」「僕」「俺」などは、全部この「나」です。友達と、家族と、気軽な先輩と、初対面の人と、お店の人と、などなど、どんな場面でも使えます。

敬語の一人称「저」

韓国語にも敬語の概念があります。目上の人やお偉い人に対しては、敬語を使いますが、その時の一人称は、「저」を使います。日本語では「わたくし」にあたります。偉い人に対して敬語を使うとき、一人称が「나」ではフランクすぎて、ちょっと失礼にあたるので、敬うべき相手と話しているときの一人称は、「저」を使いましょう。

「나」と助詞の組み合わせ

一人称「나」を基本として、様々な助詞をつけますが、後に続く助詞によって、「나」の形が変わり、発音も変わります。

■私は:나는/난
「~は」の「~는」を付けますが、略して난と言うことも多いです。

■私が:내가
「~が」の助詞は母音で終わるので「~가」を付けますが、나ではなく내に変わります。

■私に:내게(나에게)
「~に」の「~에게」が나に続くので、나에게ですが、略して내게が一般的です。

■私を:나를/날
「~を」の「~를」を付けますが、略して날と言うことも多いです。

■私の:내(나의)
所有格「~の」の「~의」が나に続くので、나의ですが、略して내がよく使われます。
ポイント

나の母音はㅏなので、他の助詞がついて変形するときもㅏを派生させた母音である내となるのがポイント!

「저」と助詞の組み合わせ

나と同じく、저においても助詞が続くと変形し、発音が変わります。

■わたくしは:저는
「~は」の「~는」を付けます。난とは違って、略して전と言うことは少ないです。

■わたくしが:제가
「~が」の助詞は母音で終わるので「~가」を付けますが、저ではなく제に変わります。

■わたくしに: 저에게
「~に」の「~에게」を付けます。내게とは違って、略して제게と言うことはほとんどないように思います。

■わたくしを:저를/절
「~を」の助詞「~를」を付けますが、略して절と言うこともあります。

■わたくしの:제(저의)
所有格「~の」の「~의」が저に続くので、저의ですが、略して제がよく使われます。
ポイント

저の母音はㅓなので、他の助詞がついて変形するときもㅓを派生させた母音である제となるのがポイント!

敬語で使われる一人称だけあるのか、나を使うときも助詞が省略されにくい傾向がある気がします。なので、助詞を略さない저는や저를、저에게がもっと自然な感じがします。

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一般的な二人称「너」

会話の中で使われる二人称は「너」が一般的です。しかし、「너」は結構くだけた二人称で、まあまあ仲良しな間柄で使われる二人称です。そんなに仲良くない人や偉い人には、やはり「名前+씨」や役職で呼ぶのが一般的です。

「너」は、「あなた、君」という意味もありながら、実際はどちらかというと「お前」のニュアンスが強い言葉です。なので、結構仲がいい友達同士や、親(親族)から子供、兄弟間、恋人同士で使われる呼び方です。まだ距離感がなんとなくある人に対して使ってしまうと、馴れ馴れしいとか最悪の場合失礼にあたるので、距離感をわきまえて使いましょう笑

韓国で暮らしているとかでない限りは、相手の名前や오빠、언니などの呼び名で呼ぶことのほうが一般的で安全だと思います。

「너」と助詞の組み合わせ

「너」も一人称「나」「저」と同じように助詞が続くと変形して発音が変わります。

■君は:너는/넌
「~は」の「~는」を付けますが、略して넌と言うことも多いです。

■君が:네가/니가
「~が」の助詞は母音で終わるので「~가」を付けますが、너ではなく네に変わります。発音は同じ発音「ネガ」で、一人称の내가と同じになってしまうので、一般的な会話では니가「ニガ」が使われます。また書き言葉で네가と書かれていても、「ニガ」と発音します。

■君に:네게(너에게)
「~に」の「~에게」が나に続くので、너에게ですが、略して네게とも言います。一人称での내게と同じになりますが、発音は、「ネゲ」です。なので口語では너에게(ノエゲ)ということが多いかも。

■君を:너를/널
「~を」の「~를」を付けますが、略して널と言うことも多いです。

■君の:네(너의)
所有格「~の」の「~의」が나に続くので、너의ですが、略して네がよく使われます。発音は네가と同じように「ニ」になるので注意!
ポイント

너の母音はㅓなので、他の助詞がついて変形するときもㅓを派生させた母音である네となるのがポイント!

네は一般的なハングルの法則に則ると「ネ」が正しい発音なのですが、この二人称の発音に限っては「ニ」になります。これは決まりみたいなものなので、そのまま覚えましょう。

そのほかの二人称「당신」「그대」「그 쪽」

自分の口からなかなか使わないとは思いますが、歌詞やドラマなどで出てくるその他の二人称についても解説しておきます。

당신:「あなた」

당신は率直には「あなた」という意味です。ちょっと距離がある関係っていう雰囲気があります。見知らぬ人への「あなたは誰なんですか?」や、夫婦間でのちょっと冷たい感じの呼び名で使われたりします。冷たいというか、ちょっとよそよそしいというか、それが故にちょっと丁寧な印象もあるというか。

商品やサービスのキャッチコピーにも使われるので、そこまで失礼というわけでもないのですが、1対1で使うと、なんかよそよそしい感じもあるし、敬ったような雰囲気もあったりというか。仲が良ければもっと親しい呼び名があるだろという感じです。

結構いろんなニュアンスを含んだ言葉です。使われるシチュエーションをたくさん耳にすることによって感覚的に意味をやっとつかめるのではと思います。ごめんなさい…笑

그대:「君」

歌詞でよく出てくる二人称ですね。これは完全に書き言葉です。口語では使いません。詩的な雰囲気を醸す言葉でもあるので、歌詞や小説、エピローグなどで使われる言葉です。「君、あなた」という意味で男女どちらに対しても使えます。

그 쪽:「そちら」

元々쪽は「~側」という意味がありまして、그 쪽は「そっち側」という意味です。日本語でも、相手のことを「そちらは?」という言い方をしたりしますが、そんな感覚です。ただちょっと失礼というか、上からというか、生意気な印象もある言葉なので、ケンカ腰に相手に言うときに使ったりするみたいです。ドラマでよく聞きますね。

まとめ:基本の一・二人称は種類が少ないから簡単

韓国語の一人称と二人称は、日本語に比べると数が少ないので、覚えることとしてはすごく少なくて簡単です。しかし、特に二人称については、深堀すると細かいニュアンスがいろいろあるのも事実。

でも以外と会話では、二人称は名前で代用できるし、二人称の主語がないと成り立たない言語でもないので、意外とそんな必要なかったりします。

나や너については、K-POP歌詞で頻繁に出てくる分、나や너や내や네が、何が何だっけ?とこんがらがることもあるかなと思ってまとめてみた次第です。逆に言うと、歌詞でたくさん出てくるので、歌詞をたくさん読みこんでいくうちに、感覚的にも理解できていくと思います。

参考にしてみてください^^

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