韓国語のリスニング勉強法のポイントを解説！聞き取りが得意になれるコツ

韓国語で会話するには、とにもかくにも相手の言っていることが聞き取れないと始まらない！！そう、リスニング力は、会話において非常に重要なのです。

じゃあリスニングってどうやったら効率的に伸ばせるの？ということで、今回は独学でも、韓国語のリスニングが伸びるポイントや勉強方法を解説していきます！

TOPIKⅡのリスニング90点の私が、実際にやってきた勉強法です！ぜひ参考にしてみてください＾＾

韓国語のリスニングが上達するためのポイント

まず、韓国語のリスニング力を上げるために、重要なポイントを解説します。このポイントを意識しながら、勉強をすることで、今よりも効率的にスキルアップできます！

正しい発音を理解する

単語や文法を勉強するときに、文字だけで覚えるのではなく、正しい発音を聞きながら勉強するのがおすすめです。リスニングするにあたっても、正しい発音が理解できていなければ、聞き取ることはできません。

テキストを見たり、ハングルを書いたりして単語を覚えている人は要注意！特に初心者だと、そもそものハングルの発音を音でしっかり理解できていない場合もあります。ハングルそのものの発音をマスターできていない人は、定期的に振り返りをして、徹底的に発音を理解しましょう！

まずは、単語を学ぶにしろ、文法を学ぶにしろ、その正しい発音を音で理解するよう努めてみてください。

単語そのものだけでなく発音変化した状態を知っておく

単語や文法の正しい発音を理解するのはとても重要です。またさらに、単語単体ではなく、助詞などが付いた状態の音も理解しておくと効率的です。

例えば…

밥（ご飯）　→　밥은（ご飯は、）

のように、主格の助詞은（～は、）が付くことによって「パ_プ」だっだ発音が、「パブン」になります。簡単なように見えますが、会話の中ではこれが日常茶飯事。

知っている単語でも聞き取れないのは、この文章に組み込まれることで発音が変化してしまう、韓国語独自のルールがネックになっているとも言えます。

よく使う単語やよく聞く単語だけでも、このような発音変化をインプットしておくとスムーズ。よく使う文法もフレーズで発音ごと、丸っと覚えてしまうのもおすすめです。

自分でも発音できるようになる

自分で発音できる音は、聞き取りやすくなります。ただ聞いているだけではなく、自分の口でも発音してみることも重要です。

特に初めは覚えづらい連音化や鼻音化なども、自分の口で何度も何度も練習してみると、「そういう発音にならざるを得ない」ということを、体で理解できるはずです。

正しく聞き取れていない発音は、自分でも発音できません。つまり、リスニングとスピーキングは、表裏一体とも言えるのです！リスニングの勉強をするときは、自分の口も実際に動かしながら、発音を理解するよう努めましょう。

韓国語のリスニングを強化するおすすめの勉強法

具体的に独学でできる勉強方法を解説していきます！勉強の仕方で大事なポイントは大きく2つ。

それぞれのポイントに合わせて、勉強方法を紹介していきます。

とにかく韓国語を聞きまくる

とにかく韓国語を聞くことを習慣にしてください！日本にいる時点で、意識して韓国語を聞く時間を作らないと、リスニング力を上げることはできません。

これは、「集中して音声を聞きましょう」っていう話ではなくて、しっかり聞くにしても、さらっと流して聞くにしても、BGMにしても、「とにかく耳に入ってくる音を韓国語にしましょう」っていう話です。毎日の日常の中で、これをちょっと意識してみてください。

そもそも韓国語を聞き取るにあたって、耳が聞く韓国語音声の経験が低いと、いつまでも”慣れない音を聞いている”状態です。これを”慣れ親しんだ音を聞いている”状態にするため、まずは韓国語に耳を慣らす必要があります。

今すぐに取り入れやすいものを紹介します。

①韓国語のK-POPを常に聞く

K-POPが好きでも、J-POPも好きだし、洋楽も好きでよく聞くよという人もいると思いますが、韓国語を早く習得したいと思うのであれば、これまで他の音楽を聴いていた時間はすべて韓国語であるK-POPに置き換えましょう。

K-POPのいいところは、違うアーティストの曲でも同じような単語や文法が頻繁に出てくるという点です。なので、同じ曲を何回も聞かなくてもいいので、自分の好きな曲をたくさん聞いてください。いろいろな曲をたくさん聞いているうちに、「これ、よく聞く！」という言葉があれば、聞き取れてきた証拠です。あわせて意味を覚えれば、１つ単語力も上がりますね！

そして何なら聞くだけでなく、自分も歌えるようになりましょう。もちろん意味やハングルまで理解して歌えることがベストですが、初めはそれっぽくでもいいので、アイドルと同じように発音できるように歌ってみましょう。これが案外発音の練習になります。

ポイントは、歌っているアイドルと同じ発音を目指すということです。意味やハングルがわかっていても、日本人的な発音をしていては、韓国人には通じません。なんなら意味が分からなくても、発音がそれっぽければ通じるのも事実。自分が発音できる言葉は、聞き取れるようにもなります。アイドルボイスをお手本にリスニングと発音を磨きましょう！

②聞き流すBGMも韓国語

普段何かしながら聞き流す音楽も、韓国語にします！韓国ドラマでもいいですが、意味がわからないと思うので、ここもやはりK-POPがうってつけ！今まで、J-POPや洋楽を聞いていましたか？それとも好きなドラマやアニメ、日本のバラエティを流していましたか？これを全部K-POPにしましょう。

意味はわからなくても、アイドルの姿が見れるだけで楽しければ、韓国語のバラエティや韓国ドラマでもオッケーです。MVもいいですね！とにかく、どんなときでも耳に入ってくる音を韓国語にすることが大切です。意識的に聞いていなくても、日本人と違う発音やしゃべりのスピード、イントネーションなど韓国語の特徴に慣れることが重要です。

普段から韓国語に耳を慣らしておくことで、聞き取りやすい耳を作っていきましょう！

③韓国ドラマを見る

これまでは日本のドラマを見ていたかもしれませんが、これから見るドラマはすべて韓国ドラマに切り替えましょう。韓国ドラマは、やはり韓国人の日常が垣間見れる教材です。ドラマの中で使われる韓国語やしゃべりのスピードは、実際に自分が韓国人と話したときに感じるものとほとんど同じです。

韓国ドラマを見続けることで、韓国人のしゃべりに慣れていくことができます。韓国人は早口な人も多いです。そういう会話の話し方は、K-POPからは学べません。出演している女優さんに憧れて同じように話したいと思えることも大切。具体的な目標像を描けると、話し方のイメージもしやすくなるし、自分を近づけていきやすくなります。

自分のお気に入りのドラマを見つけて、暇な時間に見ることを習慣にできるといいですね。 もし、ドラマ中の会話で、よく聞く単語や聞き取れた単語など、気になった単語をメモしておいて、後でしっかり調べることまでできると、単語が記憶にインプットされやすく、さらに有用です。

④ラジオアプリで韓国のラジオを聴く

結構聞き取れるようになってきたら、ラジオを聞いてみるのもおすすめです。韓国で放送されているラジオをタイムリーに聞くことができるアプリもありますし、アイドルが好きな人は、You tubeで好きなアイドルが出ているラジオを聞くのもいいと思います。

おすすめはイヤホンで聞くこと。イヤホンで聞くと、すごく聞きやすくなるので、聞き取りの勉強がしやすいです。

韓国のラジオは、日本と同じような感じで、おたよりコーナーとかもあるので、韓国人の文化を知ることもできておもしろいです。合間合間にはCMもあります。なんのCMかなとか、どんなCMかなとか考えながら聞くのもおもしろいです。

ラジオは、ランニングや筋トレなどの運動をしながらも聞けるのでお手軽。リアルタイムのラジオだと、もう一回聞いたり、何て言っていたのか答え合わせできないところが、上級者向けになってしまいますが、わからないことは、なんとなく飛ばしながら聞いても全体的な話がわかるかどうか、自分を試す意味でも有効です。

音声と文字を照らし合わせて聞く

語学が一番伸びる勉強法は、「音声を聞きながら、そのスペルを読む」ことだと個人的には思っています。これで、リスニングはもちろん、文章を読むスピードや、単語力、大体の意味を把握する力など、会話に必要な実用的な力が伸びていきます。

しかし、なかなかこの勉強って難しくて、身近にできないことも多いのですが、数少ないながらも手軽にできる方法を紹介します！基本的な勉強の仕方は以下のような感じ。

①韓国のバラエティを見る

最近では、韓国のバラエティを動画配信サービスやYou Tubeで見ることができます。バラエティは、そもそも韓国語のテロップがたくさん出てくるので、出演者が発した言葉のスペルを確認しやすいのです。もし聞き取れなくても、何度も聞きながら、そのスペルを書き出して一つ一つ意味を調べてみましょう。

最近のYou Tubeの動画では、正しい韓国語・日本語字幕が表示されるチャンネルもあります。自分の好きなアイドルなどが出演しているバラエティから、ちゃんとした字幕が付けられるものをチョイスして、徹底的に勉強するのがおすすめです！

②K-POPの歌詞を照らし合わせながら聞く

正直これが一番手軽でおすすめです！好きな曲を聞きながら、歌詞を追うだけです。わからない単語などがあれば、そこで調べられるとよりいいですが、聞きながら読み流していくだけでも効果的！

ハングルが大体わかるくらいの初心者の方であれば、今歌詞のどのあたりを歌っているのかが理解できるようになるだけでも十分です。通勤や通学など、隙間時間でもできちゃうので、本当にて手軽ですよね！

Appleミュージックであれば、歌詞がそのまま出てくるので楽でおすすめ◎Appleミュージック以外のアプリを使っている方であれば、WEBで歌詞を検索すればいろいろなサイトで公開されていますが、私のおすすめは、melonミュージック。

melonミュージックで、歌手名と曲名を打ち込むと、アルバムなどの曲一覧が出てきます。

ここで曲名のすぐ左の「ノート」のようなアイコンをクリックすると歌詞が見れます。聞きやすいところで区切られているし、繰り返しのサビが（Repeat）と書かれたりすることなく、フルの歌詞が表示されるので、最初から最後まで歌詞を追いやすいのも特徴です。

③韓国ドラマ・映画を韓国語字幕で見る

もし自分でDVDを持っていたり、韓国映画を韓国語字幕で見れる環境があれば、この方法もおすすめです。わちゃわちゃして、いろんな人が、ガヤガヤ喋るバラエティよりも、ドラマや映画の方がセリフになっているので、韓国語を聞きやすいです。韓国語もきれいに発音されることが多いですし。

動画配信サービスでも、韓国語字幕を付けられます！おすすめは、この二つ。

それぞれで見れる韓国ドラマの特徴は、以下の通りです。

他にもアイドルの韓国で発売されたDVDでも韓国語字幕を付けられることがありますので、アイドルが好きな方はこちらもおすすめ！

韓国語リスニングの勉強教材のレベル

「韓国語のリスニング」といっても、音楽だったりドラマだったり、色々ありますが、それぞれ若干レベルが異なります。簡単～難しいまで、レベル別・簡単順に並べてみますので、自分のレベルに合ったものを積極的に教材として選ぶのがおすすめです。

韓国語のリスニング勉強は楽しみながら聞きまくるのが肝！

リスニングの学習は、参考書などに付いているCDを聞いて…というのを想像する人もいるかもしれませんが、大切なのは“いかに耳が韓国語になれるかどうか”。

そのためには、とにかく何でもいいので韓国語を聞き続けることが重要です。会話に必要なリスニング力は、たくさんの韓国語音声を聞き続けることによって十分に養えます。

かくゆう私も、ドラマや音楽だけをひたすら聞いていただけで、参考書＋学習CDの勉強あまりしたことありませんでしたが、今こうやって韓国人と普通にしゃべれますからね。自分が気軽に続けられて楽しめる方法で、毎日韓国語をとにかく聞き続けること！韓国語のシャワー浴び続けることを意識してみてください！！