韓国語を勉強するなら、やはり目指すところは、韓国人とスムーズな会話!韓国人らしいスピーキング!ということで、筆者が韓国人と接する中で把握した、日本意味人がより韓国人っぽく話すコツを伝授します!笑
韓国語に博識にならなくても、このポイントを抑えて話せば、一気に韓国語初心者感がなくなるのでは!?と自負してるポイントです笑
それではいってみましょー!
韓国語で「話し方」とは
まず、韓国語で「話し方」という単語は、말투と言います。
「話し方」や「喋り方」のほかにも、「言葉遣い」「言い方」といった意味もあります。
などと、よく使われます。
韓国人っぽい韓国語の話し方のコツ
韓国人っぽい話し方のコツは、意外と簡単。
基本的なことや、ちょっとした言葉選びを変えるだけで、韓国人のようなこなれた話し方になれますよ!
些細なことですが、実は大きい!そんな韓国人っぽいしゃべり方のコツを紹介します◎
発音の抑揚を大げさめにつける
日本語と韓国語の発音の大きな違いでもあります。
韓国語は、抑揚が大事!韓国語は日本人にとって似たように感じる発音も多いのですが、
のように、それぞれの発音の違いを意識して、ちょっと大袈裟なくらい、はっきり発音しましょう!
日本人の意識下であればやりすぎなくらいでちょうどいい!笑
また韓国人の話し方として、感情がこもった喋り方というのも結構特徴だと思います。
韓国語も日本語と同じように、語尾や主語がしっかりなくても成り立つ言語。
例えば그래という一言も、
みたいにテンションの違いで意味合いが変わってきます笑
自分の感情をしっかり乗せて、抑揚を意識して話すと韓国人っぽい話し方になると思います!
ㅎは、あまり発音しない
ㅎは、発音というより息を出すというような感覚みたいです。なので、会話の中でㅎが出てくると、流れであまり発音されないこともあります。
例えば、挨拶の안녕하세요。普通に読むと、(アンニョンハセヨ)ですが、実際の発音は、(アンニョンアセヨ)っていう感じ。
하のㅎが流れ気味になって、どちらかというと“ハ”より“ア”に少し近くなるイメージです。
かと言って完全にアと発音してはいけません!あくまで하なので、”ハ”と”ア”の間くらいのイメージで発音しましょう!
他にも前後のパッチムに引っ張られて、発音がちょっと変わります。
해の前のㅇ(ng)の発音に引っ張られ、サランゲ(エ)ヨのように聞こえることもあります。
◆지금 해.(チグム ヘ)
実際には、チグメというように聞こえます。ㅎがちょっと流れて、지금애のような発音になるんですね。これもサラ〜っと言うと、この発音になりますが、これが「지금, 해!」のように、지금と해の間に合間があると、ヘと発音します。
◆널 위해(ノル ウィヘ)
これも(ノル ウィエ)と聞こえやすいです。K-POPの歌詞にもよくあるフレーズなので、ぜひ意識して聞いてみてほしいです。
口にしてるとよくわかると思うのですが、文中の中でㅎ(H)の発音をするというのは、結構息を出す力が必要なんですよね笑
なので、会話でぱ~っとあまり力を入れないで話しちゃうと脱落しやすい音なのかなと思います。
ちなみにこういうㅎが流れ気味になるのは、あくまで文中に出てくるときです。
文頭に出てくるときは、ちゃんとㅎの音を発音しましょう。例えば、
◆해 봐! (ヘバ) 「やってみて」
◆하나 둘 셋(ハナ トゥル セッ) 「1、2、3」
などは、ㅎが文頭にあるのでしっかり「H」の発音をしましょう。
~하고は~하구 と発音する
「~して、」という意味の「~고」ですが、普通に発音すると「~ゴ」。
もちろん間違いではないのですが、韓国人はよくこれを「~구(~グ)」と発音しています。なんででしょうね?笑
個人的な考えですが、韓国語の発音の中でも고と구は、口をすぼめる母音としては発音が近しいんだと思います。
고を流れてちょっと適当に発音すると、구に近くなっていくような感じがします。だからかな?
もちろんどちらでも問題ないし、どっちがどうという印象も大きくないのですが、「~구(~グ)」と発音していると、こなれた感じがします。笑
같아 は같애と発音する
「~みたい」という意味の「~같아」はよく、「~같애 」と発音されます。
これも아の発音は結構口を大きく開けて発音する音なので、あまり口を開けないで 아 を発音しようとした結果、こうなったって感じがします。
ちょっと音が違う分、もしかしたら別の単語かと思っちゃいますが、同じなので、聞き分けられるようにしたいですね!
ちなみに、「~같애 」で文が終わるとパンマル(タメ口)になりますが、「~같아요」や「~같아서」など、別の語尾や接続詞がついても「~같애요 」「~같애서」と発音されます。
「こういうことあるじゃん」から話し始める
韓国人のしゃべり方の特徴の一つに、何か話の内容を言う前に「こういうことってあるじゃん」からまず始めるということがよくあります。
これを韓国語にすると「이런거 있잖아.」です。
日本人だと、「○○っていうことあるじゃん?」と内容を含めて話すと思うのですが、韓国人は、言いたいことの初めか終わりに、こういったフレーズでまとめる感じが結構あると思うのです。
이런거 있잖아. ~하는다고.(こういうことあるでしょ?~するっていう)
~하라고, 그런 거야!?(~しろって、そういうこと!?)
これはほんの一例です。ドラマでの会話をよく聞いてみるとこういう話し方・表現は結構たくさんあります。
すごいのは、日本語ができる韓国の方は、日本語でもこのしゃべり方をするんですよね!笑
それって頭の中での思考回路がこの流れになっているということ。
日本人の自分が韓国語で話すとしても、日本語での話し方で構成してしまうので、なかなか自分の口から自然とこの表現を使うのはちょっと難しいような気もしますが、韓国人の会話にはこういう特徴があると知っているだけでも興味深いのでは?
「ああ〜」って相槌しとく
わかりますかね?これ?笑
テキストで書くとわかりにくいと思うんですが、「あ〜そういうことね、理解」みたいなときに、韓国の人って「あ↓あ↑〜」みたいな相槌しますよね!
この動画の、1:52あたりでテミンが言ってる感じです!
(この動画は本当におもしろいので、ぜひ見てほしい笑 韓国語字幕が入っているので、訳すと勉強にもなります!)
これ本当に韓国人っぽいです!日本人でこれ使う人いないです笑
これ使っとくと、自分でも韓国人っぽいなと思います笑 ただ韓国人はこれに特段意識がないので、韓国人にはなんとも思われないかもしれませんが笑
「어〜」「어?」を使いこなす
日本語で「OK」という意味の「うん」は韓国語にもあります。「응.」ですが、日本語と同じような相槌で使われています。
しかし、もっと韓国人がよく使う相槌は「어〜」。これも、「うん、そう~」「は~い、OK」という意味です。
いろんなドラマやアイドルの動画を見ていると頻繁に出てくるなと思ったこともあるのでは?
韓国人にとっては、この「어〜」の方がポピュラーな感じ。なので、この相槌がナチュラルに使えるようになると、一気に韓国人っぽくなれちゃいます!笑
また同じ「어」でも「어?」と疑問にすると、「そうでしょ?」という念押しの意味や「え?何?」という疑問っぽいニュアンスを出すのにも使えます。
これも韓国人がめちゃめちゃ使う表現ですね!アイドルもよく使ってるし、なんなら日本語で話すときにも出ちゃってますよね。
そしてこれの最たるはチャミ様では笑
これはちょっと日本語のチャミ様なんですが、日本語でも「お?」がすごいです!笑
使い方は韓国語でも同じです笑 これでなんとなく使い方参考になりますかね?笑
韓国人っぽい話し方になれるフレーズ
最後に韓国人がよく使う相槌や語尾を紹介します。
上手に使えるようになると、より韓国人っぽさが増すと思います◎
~거 같아(요)
「~のようだ」という意味で覚えている人も多いでしょう。
例えば「夢のようだ」のように、物に例えるような場合に使う事が多いと思っている人も少なくないでしょう。
もちろんその用途もありますが、韓国人的にはもっと幅広い使い方があります。
日常会話では、以下のような使い方も多く、とにかくたくさん出てくる頻出文法です!
「こうなりそうだ」という予想
「明日雨が降りそうだ」など、これから起こることの予想としてよく使います。
また、「こうしたら○○だと思う」のような、ある行動の結果こうなりそうだという予測でも使います。
「行けなさそう」など自分の行動について
「私は参加できなさそう」など、未来の自分の行動について話すときにも使えます。
「行けるかもしれないし、行けないかもしれない」など曖昧な状態で、その時になってみないとわからないという場合に使います。
また「行けない」などわかっていても、断言するのはちょっと…という時に遠回しに伝えるみたいな感じでも使える便利な言葉です。
~거든(요)
「~なんだよ(なんですよ)」と、主に人に説明するときなどに使う語尾です。
他にも、自分の主張を強く表現するときにも使います。
人に説明するときの語尾として
거든요.を普通の해요などの語尾とどう違うのかというと、
という感じです。
~거든(요)は、自分から話し出す説明などでよく使うということ。
つい、있어요などの普通の語尾を使いがちですが、~거든(요)が使えると、同じ内容でも韓国人っぽい話し方になります。
自分の主張を伝える語尾として
~거든(요)は、少し念押し的な、話の意味合いを強める印象があり、自分の主張をするときにも使えます。
例えば、相手から何か文句を言われたり、とがめられたりしたときに、自分は「こうしたんだ!」と誤解がないよう伝える、といった感じです。
普通の語尾よりも、より強い意思を感じる表現で、弁明や言い訳はもちろん、例文②のようにきっぱり宣言するときなんかにもよく使います。
맞아(요)
맞다は「合う」という動詞で、物理的に何かがぶつかったり、ぴったりと合うことを意味します。
転じて、「話の内容が合っている」ということで「そうだ」という相槌として、よく使われます。
このように、相手が投げかけた話の内容が事実的に合っている、というときの相槌で使います。
また、他にも
のように、真実かどうかは置いておいて、個人的に相手の言っていることに賛同するという意味合いでもつかえます。
コツをおさえて韓国人っぽい話し方に!
いかがでしょう!私的にはこれらをおさえておくだけで一気に韓国人のようなしゃべりに近づけると思います。
なんていうのかな、こなれ感というか笑 これで留学していないのに韓国人から「留学したの?」と聞かれるのも夢じゃありません!笑
もちろん基礎的な韓国語知識があるのは大前提ですが、知識があってもしゃべりが素人だと、やっぱり素人感が出ちゃってナメられちゃうんですよね。
カタカナ読みでしゃべっちゃう英語みたいな感じというか。
ただ韓国人っぽくてかっこいいだけでなく、“韓国人ぽいしゃべり方”=“韓国に慣れていそう“と韓国人に思われることで、いろんな場面でナメられないようになるとも思います!笑
それに、ナチュラルに韓国語がしゃべれていると、韓国人からさらに好感を持ってもらえるようにも思います。(筆者の経験談)
発音の流れ方っていうのは、「そういう決まりがある!」ということじゃなくて、皆が日常的にペラペラ話してたら自然と発音しやすい音になっていったというのが、正しい感覚です。
日本語でも「ら抜き言葉」というものがあるように、口語の中では発音しやすい音に変化していく傾向があります。
実はパッチムの鼻音化もそういうことなんですけどね◎
こういうポイントっておさえておくのとおかないのでは、全然しゃべりの雰囲気も変わるので、会話の際にはぜひ意識してほしいです!以上、もめんでした^^