せっかく韓国語を勉強するなら、ペラペラになりたい!と誰もが思うはず!しかしながら、なかなか留学できない人も多く、独学でどこまでできるか不安に思う人もいますよね…!
大丈夫です!私は全部独学ですが、ある程度話せるようになりました。ペラペラです!とは言えないかもですが、普通の会話は問題なくできます。
韓国語オール独学の私が、独学のコツやペラペラになるために意識すべきことをまとめました!
独学で韓国語はペラペラになれる?

結論から言うと、韓国語は独学でもペラペラになれます!
韓国語は、日本語に似ている部分も多く、日本人にとって勉強しやすい言語です。理由としては、
- 語順がほとんど同じ
- 文法が似ている
- 漢字が基になっている単語が多い
- 似ている慣用句が多い
言語としての共通点が多いのです。難しい点といえば、ハングル(文字)と発音。逆にここだけしっかり押さえれば、かなり楽に学べます。
文字はなんとかなる人も多いのですが、発音に課題を感じる人が多いはず…!ペラペラになるには、絶対に必要な部分なので特に重要視していきましょう!
独学で韓国語をペラペラになるコツ

たくさん知識があっても話せないと意味がない!ということで、ペラペラにフォーカスした重要ポイントを解説します。
文法とフレーズを重視する
まず会話に大事なものは、文法です。たくさんの文法をわかっていれば、表現の幅が広がるので、どちらかというと単語より重要視すべきだと、私は考えます!
正直、基本の参考書だけでは、会話に必要な文法が網羅できません。とにかく色々なコンテンツに触れて、新しい文法やイディオムを自分の言葉にしていきましょう。
色々ありますが、文字で読めるものであれば何でもいいと思います。
個人的には、K-POPがオススメ!K-POPの歌詞を訳しながら、文法をひたすら勉強していれば、会話で必要な文法が大体網羅できます。歌詞を訳していけば何度も同じ文法やイディオムが出てくるので、覚えやすいのもポイント◎
韓国ドラマやバラエティで勉強するのも、日常会話に則しているので自然な韓国語が学べます。使えそうな文法や、印象的だったセリフは、フレーズとして丸々覚えてしまい、自分の言いたい内容に合わせてカスタムして使えるように、普段から意識しておくのがベスト!
スピーキングを意識する
ペラペラになるためには、スピーキングがもちろん欠かせません!後回しにしてしまいがちですが、ある程度文法ができるようになってきたら、スピーキングの勉強も意識した方がいいです!
一人の時は、言いたいことをスラスラ言えるように練習する!そして、なるべく韓国語会話できる機会を作るようにし、実践としていざ話してみる!ということを繰り返しましょう!
最近は、あまり大きなお金をかけなくても、日本にいながら韓国人と、話せる機会を作れます。ペラペラになりたい!と思うのであれば、投資と考え、ぜひ頑張って機会を作る努力を。
会話という意味では、その場ですぐに考えてアウトプットするプロセスが重要になってきますが、まずは韓国語で文章を作る練習として、韓国語日記もオススメです。
常に韓国語をリスニング
会話を成立させるためには、相手の話を聞き取れなくては話になりません。スピーキングは、もちろんリスニングにも力を入れていきましょう。
留学していると、日常生活で聞く音声は基本的に韓国語なので、だんだんと耳が慣れて、聞き取る力が付いてきます。
日本にいながらでもなるべくそういう状況に近づけるよう、聞く音楽や見るドラマは全て韓国のものにするなど、日時生活で聞く音声を韓国語で埋め尽くしていきましょう。
日本に住んでいると、それでもまだまだ足りないくらいなのです。出来る限り、韓国語に囲まれた生活を意識することで、スキマ時間や意識していない時間でも、韓国語勉強に繋がるようになります。
独学でもペラペラになるための韓国語勉強法

コツを踏まえた上で、実際の勉強法について解説します。基本的なハングルや文法などはある程度勉強し、理解できるようになってきたらスピーキングやリスニングの強化に力を入れていきましょう!
とにかく音声をたくさん聞く
まずは普段から韓国語音声をたくさん聞く!聞き流しでもとにかくたくさん聞く!そうして、耳を韓国語に慣らし、聞き取りの土台作りをします。
そして時間があるときは、韓国語音声を聞いて、そのテキストを読み込む!K-POPを聴きながら歌詞を読む、韓国ドラマを見ながら韓国語字幕を読む、などがこれにあたります。
その中で元々知っている単語なのに、聞き取れなかった、というものもあると思います。韓国語は、パッチムなどによる発音変化がとても多く、単語だけで理解していても聞き取れないことが多々あるのです。
単語そのものだけで覚えるだけでなく、こういった発音変化に慣れて、聞き取れるようになるために、「聞きながら読む」の勉強が重要です。
それぞれの詳しい勉強方法やコツは別記事でも解説しているので、ご参考ください!
発音を磨く
日本人が韓国語の中で最も難しいと感じると言っても過言ではないのが、”発音”ではないかと思います。韓国語の発音は日本語にないものも非常に多く、日本人にとって発音しにくいとも言えます。
そもそも正しい発音が理解できていない可能性が高いので、濃音や激音、各パッチムの正しい発音を理解するように努めましょう。
前項のリスニングの一部でもありますが、「聞きながら読む」勉強で正しい発音を理解できるよう努めます。参考書についているリスニングでも良いのですが、初心者のためにゆっくりはっきり発音されており、現実的ではありません。
勉強の初期は、もちろん有効ですがある程度理解できるようになったら、ドラマやラジオなど、韓国人の日常的な会話により近いコンテンツで勉強する方が実践的です。
正しい発音を理解しながら、自分の口でも同じように真似をすることで、発音を良くすることができます。シャドーイングやK-POPカラオケなどを通して、韓国語を自分の口から発声する練習を積みましょう。
ポイントとしては、お手本となる韓国人のしゃべり方をそのままコピーすること!発音はもちろん、間の取り方はリズム、イントネーション、スピードなど丸ままコピーできるよう意識します。
最初は恥ずかしく感じてしまうかもしれませんが、通じる韓国語というものは、発音のクリアさだけではありません。ネイティブのようなイントネーションやリズム感から大幅にズレていると通じる発音も通じません。
とにかくネイティブと丸まま同じような発声できることが重要!意味を理解しながら、同じように発声できるようになれば、かなり上達していると言えます!!
韓国語文章を作る練習をする
普段は、日本語で文章を考える癖がついているので、韓国語で話す時も、まずは日本語で文章を考えて、それを韓国語に訳すというプロセスが身についてしまっているでしょう。
しかし、それではスムーズに会話できず、言いたいことがいつも遅れてしまいます。会話において重要なことは、瞬時に韓国語で文章を作れること。思ったことをそのままダイレクトに韓国語で作れるようになると、会話もスラスラできるようになるのです。
ということで、日頃から韓国語で文章を作る練習を積んでおきましょう。しっかりとアウトプットするために、韓国語で日記をつけるのも良いでしょう。日頃あったことや感じたことなどを記す日記であれば、日常的な単語や表現を駆使しやすく、手頃にアウトプットの機会を作れるのでおススメです。
ただし、日記は単語や表現を考えたり、調べたりできてしまうため、一概にも会話向きの練習とは言えません。ペラペラに韓国語を話せるようになるためには、思ったことや考えたことをいつでも脳内で韓国語変換してみる練習の方がより効果的です。
「日記などで韓国語文章を考える抵抗感や負荷を減らし、単語や表現を学ぶ」+「韓国語ですぐ文章を作れるプロセスを頭の中で常に練習しておく」という二本柱で鍛えるというイメージです。
韓国語日記やスピーキング練習のコツは以下の記事でも詳しく解説しています!
韓国語会話をする機会を作る
いくら1人でも会話の練習ができるとは言えど、実際に韓国人と会話をすることが、やはり一番効果的な練習であることに変わりはありません。今では、手軽に韓国人の方と会話したり交流できる環境でもあるので、自分にあった方法で、少しでも多く韓国人と会話できる機会を増やしましょう。
それまで1人で行ってきた練習の成果を会話で試し、出来なかったところや出来たところをしっかり体感として理解し、不足している部分を今後さらに強化していく、という心構えです。
韓国人の方と会話する機会の作り方として、以下の方法が挙げられます。
- 韓国語教室に通う
- オンラインレッスンでフリーの韓国人講師を探す
- 語学交流コミュニティーに参加する
- 語学交流アプリを活用して相手を探す
それぞれ金銭面・安全面・手間ひまの点で、度合いが異なるので、自分に合った方法をぜひ模索してみましょう!
韓国語教室や語学交流アプリについては以下の記事もご参考ください!
使えるフレーズをストック
会話表現は、書籍や検定対策などの勉強では得られない独特な表現や便利な表現がたくさん駆使されています。こういった表現は、受け身の態度ではなかなか手に入れられません。
常に、会話で使える表現を意識して勉強しましょう。韓国ドラマやバラエティー、ラジオ、実際の会話などを通じて、使いやすそうなフレーズや表現があれば、どんどんストックしていきましょう。
フレーズそのままで使うことはもちろん、必要に応じて単語をカスタムしながら使える構文としてストックしておくこともおススメです。
1から韓国語で文章を作るのは大変であり、また日本人的な表現になりがちです。よりネイティブのような表現を身につけるためにも、韓国人の会話や言い回しを参考にすることは重要です。
韓国語独学者がやりがちなミス

これまで韓国語学習者さんたちと、交流しながら、よくありがちな思考や勉強方法のミスを紹介しておきます。これが必ずしもダメだということではないのですが、こと「会話」においてはもったいない考え方だなと感じますので、共有したいと思います!
単語をひたすら覚える
韓国語独学者の方で「単語を勉強したほうがいいですか?」という質問をよく受けます。結論から言うと、単語は後回しで問題ありません。
というよりも、その他の勉強をしていると自ずと新しい単語にどんどん出会えます。それらすべてをしっかり覚えて使えるようになることすら大変なのに、使うか使わないかよくわからない単語をひたすら書いて覚えるなんて、時間がもったいなさすぎます…!
単語は、様々な勉強でいくらでも学べるので、リスニングや文法をまずは重視しながら勉強をおこなうべきだと考えます!それにひたすら書いたり読んだりしてなんとか覚えた単語よりも、実際の会話や大好きなドラマの中で出てきて「ん?」と思った単語の方がよっぽど定着しやすいのです。
なので、「単語だ単語だ!」という勉強法はあまり効率的ではありません。単語だけを勉強する時間は不要であり、その他の様々な勉強を通して、ストックしていくことで問題ありません。
リスニングやスピーキングを後回しにする
日本人はどうしても、筆記的な勉強を好んだり優先したりする傾向が強く、会話のための勉強がおざなりになりがちです。
本来皆さんが成りたい姿は、「韓国語で会話できる人」であり、「韓国語で読み書きできる人」ではないはずです。検定で上級が取れれば、会話ができるようになれるわけではありません。韓国語で会話できるようになるためには、会話にフォーカスした勉強が必要です。
ほっといていても日本人は筆記的な勉強を優先しがち。会話を意識した勉強に取り組むよう、しっかりと自分で強く意識しながら勉強を進めるようにしましょう。
「まだそこまで実力がないから…」と後回しにすればするほど、ペラペラになれるまでに時間がかかります!初めから会話を意識しながら何ができるのか考えて勉強を進めておくべきです。
筆記や資格勉強を頑張る
前項に通じることでもありますが、筆記的な勉強や資格の勉強ばかりに偏らないように注意しましょう。韓国語会話には、リスニング・発音・スピーキングが重要です。
リスニングやスピーキングは、1人で勉強することも難しく、成果が出ているのかわからない場合も多いため、「これでいいの?」という気持ちになりがちです。しかし、1人でもこういった勉強を続けておかないと、独学では話せるようになれません。
モチベーションの維持としても、定期的に韓国人と会話する機会を作ることは重要です。慣れないうちは緊張してしまったり、躊躇してしまったりするかもしれませんが、その先には必ず大きな成果があります!
1人で完結しやすい勉強ばかりでなく、韓国人の方と交流することは、今できることを自認できることでもあり、さらなるやる気にも繋がります。また、自分の足りない部分を理解することは、今後の勉強方法の改善にも役立ちます。「これが言えなかった」「これが聞き取れなかった」という実践での悔しさもモチベーションになるかもしれません。
このようにたくさんの発見もありますので、ぜひ会話の勉強にも力を入れてほしいです!
まとめ:韓国語をペラペラになるためには強い意識が必要!
「韓国語をペラペラに話せるようになりたい!」という思いがあるのであれば、それに合わせた勉強法が必要であり、常に会話を意識しながら勉強を工夫していく必要があります。
単語勉強を頑張る人も多いようですが、単語をひたすら書いたところで、ペラペラにはなれません!
それよりも、韓国人と話す勇気だったり、伝わる発音だったり、韓国人らしい言葉選びだったり、そういうことの方が”ペラペラ”になるためには重要です。
韓国人とスムーズに話せるようになるためには何が必要なのかを、常に意識し、自分の楽しみを組み合合わせながら継続できる勉強方法を模索してみてください。