攻めのタイトルになってしまいましたが、今回は「語学留学って意味あるの?ないの?」ってことについて物申したいのです。笑 韓国留学しなくても、一応いっぱしに韓国語をしゃべれるようになった私だからこそ、お伝えしたい「留学が必ずしも必要じゃない理由」と「留学なしでも語学習得できる理由」!!
意味ないわけじゃないけど、意味あるとも言い切れん
一つ言いたいのは、「語学留学すればしゃべれるようになるわけじゃない」ってこと。結構多くの人が留学すれば自ずとしゃべれるようになるだろうって思っているかもしれないけど、これは本当に違う。
確かに、日本での勉強だけで語学習得しようとするよりも、勉強に最適な環境が整っているというのは間違いないけど、ただそれだけじゃもちろん習得はできない!現地での生活のメリットは、
①ネイティブの発音を聞く機会はたくさんある
②ネイティブと会話する機会がたくさんある
③生活が習得したい言語であふれている
ということ。でもこれをちゃんと有用に活用して意識的に学ぶ姿勢がないと、思ったより身にならないまま留学終了ということも全然あり得ます。
実際、「日本人とばっかり一緒にいたから語学が身に付かなかった」というのはよくある話。他にも、「事前の基礎学習ができていなかったから伸びが遅かった」とか、「成り行きでその国に行ったけど習得したい意思がそんなに強くなかったからそんなにしゃべれない」とか、そんなケースもよく聞きます。
事前準備と勉強の意識によって全然違う
もし留学して語学をちゃんと習得したい、と思うなら、まず実際に留学する前に、いっそ習得しちゃうくらいの勢いでしっかりめに勉強しておいたほうがもちろんいいです。事前にどれだけ基礎的勉強ができているか、知識があるかによって、現地での理解度や吸収力も全然違うから。
現地での生活でも、常に「自分は語学を習得する!」という意識を強く持って、日本のテレビやYouTubeを見ないとか、日本人とはなるべく関わらないとか、自分にとって楽な“日本語”をあえて遠ざける強い意思が最も大事なのかなと思います。
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逆に言うと日本でもそれができればいいんでしょ

逆に言えば、日本にいながらでも、なるべく現地に近い生活を意識できれば、語学はおおよそ習得できると思うんです。音楽やテレビ、スマホの設定やSNS、本など、目や耳に入るものはすべて、習得したい言語にすることって結構日本でも叶います。
なかなかネイティブと会話、というのが結構ハードル高いかもしれませんが、最近では対外国人と交流できるSNSもあるし、お金があればオンライン語学教室もあるし、ちゃんとした語学教室に通ってもいいし。
結局は意識の問題かなって思うんです。(私自身が留学しないで、ある程度話せるようになった立場なので、そう思いたいというのもあるのかもしれないけど。笑) 私は、机に向かって勉強することが基本好きじゃなかったから、K-POPとかドラマとかで日常を埋め尽くすことで、結果的に日本語より韓国語を聞く時間が長くなっったんですが、これが勉強に相当効果的だったと自負しています。
語学はツールでしかない
結局語学っていうのは、日常で使う言葉っていうツールなだけなので、「それを使って何するの?」っていう話になっちゃうんですよね。語学を習得した先に、何がしたいのか、何になりたいのか、それが留学よりももっと大事。
大きな夢から小さな夢でもなんでもいいと思うんだけど、結局これがないとモチベーションって続かないのかなって思います。語学の習得って、本当に長い道のりだし、終わりがないし、いつもでも常に勉強だから、モチベーションなんていくらでも切れる!!笑 そんなとき、自分ってなんでこの語学習得したいのかな?の答えがぼやっとしていると、「まあ明日でいいや」になっちゃう。そうなったら、もういつまで経ってもしゃべれるようになんかならないです。
自分がなりたいものをイメージできるかって本当に大事。それが、「通訳になってバリバリ働く自分になりたい!」でもいいし、「外国人の彼氏欲しい~」とかでもいいと思うんです。大事なのはそれを思い出したら、頑張れるのかどうか。よこしまな気持ち上等!笑(なんならよこしまくらいがちょうどいい!笑)
要は何を目指しているの?

だから「留学する」ってことが目標になっちゃうのはどうなのかなと。「その国で生活してみたい」が目標だったらもちろんそれでいいと思うんですが。
例えば「しゃべれるようになりたい」だとしても、「現地人っぽく話せるようになりたい」とか「難しいビジネスの話もできるようになりたい」とか、もっと細分化された目標があったほうが、それに合わせて意識的に勉強ができるから、より目指すものに近づけるはず。
これがすごいざっくりしていると、留学生活がざっくりした生活・ざっくりした勉強になっちゃって、結果何をしてたのかなって終わっちゃうことに。
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ネイティブみたいなしゃべりを目指すなら
ある語学がしゃべれるようになりたいなって思ったとき、外国人らしい話し方になっちゃうよりは、現地人っぽく話せるようになりたいですよね?(日本人おじさんのカタカナ英語とか、中国人の助詞がない日本語とか、ネイティブからするとすぐ外国人ってわかるでしょ?)
これって発音がうんぬんっていうのはもちろんあるけど、しゃべり方の思考回路っていうものが結構国ごとに違うみたいで、それが外国語でもしゃべり方に出ます。それが理由で、外国人だなってわかることもある。
ただこの感覚がめちゃくちゃ難しい。参考書じゃもちろん扱ってないし。この“現地人のしゃべり方”っていうのは、勉強するときも意識して勉強しないと身に付かないと思います。
この観点だと、やっぱりネイティブの話し方をしこたま聞くっていうのがもちろん一番大事だけど、話を聞きながらも、「こういう言い方よくするな」とか「想像してた単語じゃないものを使ってる」とか「自分の口から使わない単語がよく使われてる」とか、個々人を超えて共通するポイントを、発見しながら聞かないと勉強になりません。
こういう意識をもってネイティブと会話ができるなら、留学したほうがもちろんプラスでしかない!!
留学が最強なわけじゃない
結局、留学したからって必ずしゃべれるわけじゃなければ、留学しなくたってしゃべれるようにもなるということ。なので、留学すること自体が特別に重要ではない、というのが私の言いたいことです。
一番大事なのは、探求心を持って勉強できるか、強い意志と具体的な目標を持って継続的に勉強ができるか、これに尽きます。これができなかったら、効果的な留学にならないし、これができるなら、たとえ現地よりは劣る日本と言う環境でも、いけるところまではいけます。
事実、私も「留学していない」ということ自体にコンプレックスがあり、自分の韓国語にずっと自信を持てずにいました。でもそんなある日、たまたま韓国に1~2年留学した日本人が韓国語を話す動画を見て、「あれ?私の方が発音いいんじゃない?」とか「この人の言い回しは韓国人のそれっぽくないかも」とか思ったときがあって、「1~2年も留学してるのに、留学してない私とそんな大差ないどころか、私の方がイケてるんじゃない?(←傲慢な野郎めw)」って思って、それからそういうコンプレックスが徐々になくなりました。(最低だけど笑)なんなら、「留学なしでここまでイケた私結構価値ある!(←どういったポジティブw)」くらいの自負を持てるようになったり笑
ちなみに私は義務教育の英語しかやってなかったけど、ホテルにうっかり就職しちゃって、それを理由にちょこちょこ勉強しながら、一応フロントで外国人対応もやってました。全然通じたし、クレーム処理もしてたし。どの言語も基本は同じ考え方だと思います。(今は現場を離れて英語を全然使わなくなったので、実力も自信も衰えてしまいましたが…笑)
だから、金銭的な理由などいろんな事情で留学ができないからって語学の習得はあきらめないでいいよ!っていうのが一番言いたいこと!今は大変便利な世の中で、日本にいながらも、色んな言語のコンテンツにたくさん触れられるし、語学交換も比較的簡単にできるっていうのは、勉強にもすごいプラス!
ひとえに「留学」っていうことにこだわらないで、習得したい言語に積極的に触れる努力をすれば、日本でも留学以上の価値をゲットできることもありますよっていうことが言いたかったお話でした^^笑
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