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韓国語文法*過去形と過去完了

韓国語文法 過去形と過去完了形 文法講座
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よく使う文法である過去形。韓国語では、さらに、前のことを表現する過去完了という表現もあります。今回は、過去形と過去完了の使い方、そして違いについて説明します。

過去形 았/었다と이었다/였다

韓国語の過去形では、基本「ㅆ다」を付けることで表します。前に来る動詞や形容詞の形によって、았다または었다を付けます。前に来る単語の種類別に過去形の作り方を解説します。

①前に来る単語が陽母音で終わる場合

語幹に았다を付けます。

原型過去形
알다「知る」알았다「知った」
살다「生きる」살았다「生きた」
좋다「良い」좋았다「良かった」
많다「多い」많았다「多かった」

②前に来る単語が陰母音で終わる場合

語幹に었다をつけます。

原型過去形
먹다「食べる」먹었다「食べた」
울다「泣く」울었다「泣いた」
있다「ある」있었다「あった」
늦다「遅い」늦었다「遅かった」

③前に来る単語にパッチムがない場合

語幹の最後の母音に合わせて、았다または었다をつける概念は変わりませんが、後に続く母音によって、音が省略されたり、発音が変化します。

原型作り方過去形
가다「行く」가+았다갔다「行った」
보다「見る」보+았다봤다「見た」
아프다「痛い」아프+았다아팠다「痛かった」
기다리다「待つ」기다리+었다기다렸다「待った」

【가+았다】のように母音が重複する場合は、아が省略されます。

また보다や기다리다のように、同じ母音ではないものでも、音が重なって複合母音になります。

아프다については、変則活用に当たります。

④前に来る単語は~하다の形である場合

原型過去形
사랑하다「愛する」사라했어요.「愛していました。」
시원하다「涼しい」시원했어요.「涼しかったです。」

指定詞이다「~である」の場合は、이었다となります。これを略して였다と言うこともあります。前に来る名詞にパッチムがある場合は、이었다である必要がありますが、パッチムがない場合は、였다と言われることが多いです。

너무 늦은 시간이었다.
(とても遅い時間だった。)

그 사람은 남자였어.
(その人は男だった。)

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過去の否定

否定の文章を過去形にするときは、否定の文章に合わせて過去形を作ります。

안 ~の否定形の場合、動詞や形容詞が最後に来るので、動詞や形容詞そのものを過去形にするので、感覚的には普通の過去形と変わりません。

그 사람은 오늘은 안 왔어요.
(その人は今日は来なかったです。)

책은 여기 없었어.
(本はここになかった。)

~지 않다の場合は、않다の部分が、않았다(않았어)に変化します。この形の場合、常に

않았다が最後に来るので、前に何の言葉が来ても常に않았다のままです。

니가 있었으니 슬프지 않았어.
(君がいたから悲しくなかった。)

저는 가지 않았어요.
(私は行かなかった。)

否定はおおよその場合、どちらを使ってもOK。否定形については別記事でも解説しているので、参考までに。

過去の連体形

連体形とは動詞や形容詞を体言(名詞や代名詞)に修飾させる場合の活用のことを言います。例えば「食べたごはん」「行った場所」などで、「食べた」や「行った」が連体形に当たります。

韓国語の過去の連体形は、語幹(単語の다を除いた部分)+은/ㄴになります。語幹がパッチムで終わる場合は은、パッチムがない場合はㄴを付けます。

이거 먹은 적이 있어요.
(これは食べたことがあります。)

니가 간 곳은 어디니?
(君が行った場所はどこなの?)

過去完了「~ていた」

韓国語では、過去と似たような表現に過去完了という文法があります。日本語は時制があまり明確でない言語なので、過去完了という感覚をあまり意識せず話していることが多いと思いますが、あえて訳そうとするなら「~していた」「~だった」というような感じ。

過去形は、単にある時点でやっていた行動というだけであり、今現在はどうなっているかわからない、同じ状態や行動が継続しているかもしれないし、そうでないかもしれない、という状況です。

これに対し、過去完了は、完全に過去に完了している事象で今はそうでない、また過去のある時点からある時点まで継続して行っていた、という状況を言います。また、過去のことを今思い出して話しているというようなニュアンスが感じられる場合もあります。

過去完了を作るときは、過去形にさらに었어を付けます。

原型過去形過去完了形
알다「知る」알았어알았었어
먹다「食べる」먹었어먹었었어
가다「行く」갔어갔었어
사랑하다「愛する」사랑했어사랑했었어
이다「~である」이었어/였어이었었어/였었어

具体的な文章で違いについて考えます。

어제 비가 왔어.
(昨日雨が降った。)

過去形の文章です。過去形を使うと、昨日のどこかの時点で雨が降った、単発的に降ったというニュアンスです。また、今日今の時点で降っているかどうかについては、この文章だけではよくわかりません。

어제 비가 왔었어.
(昨日雨が降っていた。)

過去完了の文章です。過去完了を使うと、昨日はひとしきり雨が降っていたというニュアンスが感じられます。また、この文章だけで今はもう降っていないという意味合いも含まれます。

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過去完了の連体形

過去完了にも連体形があります。~던をつけると過去完了の連体形です。また、~았/었던という連体形の形もあります。~던自体は、【過去】を主に意味しますが、【回想】 のニュアンスを含むこともあります。

これらは細かい差異で、特に日本人からするとちょっと難しい感覚なので、過去連体形と合わせて、違いを見ていきましょう。

①【過去】먹은 빵「食べたパン」

過去に食べたパン、ということで「今はもう食べ終わった」ことを表します。

②【過去完了】먹던 빵「食べていたパン」

過去に食べた物ではあるものの、食べている状態が継続しているパンを表し、「過去から今にかけて食べかけているパン」を表します。

③【過去完了】먹었던 빵「食べていたパン」

過去に食べたパンであり、今はもう終わっています。話し手から見て、思い出すようなニュアンスがあり「よく食べていた、あのとき食べたパン」というような感じ。

今一度まとめると…

~ㄴ/은<過去>

過去の時点で起こったことで、今はもう終わっている。

◆~던<過去完了・継続>

過去の時点から始まり、ある一定の時点または現在まで続いている。

◆~았/었던<過去完了・回想>

過去に起こったことや、繰り返し続けていた出来事を思い出したり懐かしむ。今はもう終わっている。

時制をあやふやにしがちな日本語では、この感覚が結構難しいのです。特に、~던が何で使うべきなのかわからず、私もなかなか上手に使えません。笑 

これは、説明を読むだけではなかなか習得できない感覚なので、色々な生きた会話を聞いてどんな意味合いで使われているのか、意識して研究していく必要がありそうです。

まとめ:過去と過去完了の差異が難しい

過去形自体は活用の仕方も、他の文法でも使うやり方と同じなのでそんなに難しくないと思います。ただ似たようで微妙に違う過去完了との差異がちょっと難しく感じるのかなと。

英語の完了形と似ていますが、日本人はこの“完了形”という文法をあまり意識せず話しています。大体過去のことも過去完了のことも「~していた」「~だった」で表してしまい、それ以外の表現もないため、明確な違いを強く意識することがありません。

韓国語では、~던・~았/었던もまあまあよく聞く表現だし、過去完了の語尾も存在します。このように日本語ではあまり意識していない区分を理解するのは、結構難しいことであると思いますが、やはり重要なのは、たくさんの例文に触れること!

初めは、聞いたときに理解できれば自分の口から積極的に話せなくても大丈夫◎色々な文章に触れながら、少しずつ感覚をつかんでいきましょう!

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