韓国語を勉強しようと思うけど、何から始めたらいいのかな…?
K-POPや韓国ドラマで韓国語に興味を持ったものの、語学を独学で勉強するのは初めてという人も多いのでは?
初めて勉強する言語だと、何から始めていいのか迷っちゃいますよね…
韓国語の独学10年越え、今では日常会話ペラペラの私が、0から始める韓国語の独学の始め方を解説していきます!
韓国語の独学は何から始める?
韓国語勉強の始めにやることを簡単にまとめると、
ざっくりまとめるとこんな感じ。
韓国語の文字はハングルと言いますが、このハングルを読むことが初めの一歩と言えます。
ハングルが読めるようになったら、基本の文法→会話に使える文法という順序で学んでいくと良いでしょう。
韓国語独学を始めるステップ
それでは、具体的に韓国語の独学を進めていくためのステップを解説していきます。
◆韓国語の勉強を進めていく順序について、詳しく知りたい人は、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
参考書を一冊買う
韓国語の独学を始めるなら、まず頼れる参考書を1冊買いましょう!
参考書って必要?You Tubeとかサイトとかでも勉強できるよね?
と、思う人も少なくないようです。
もちろんYou Tubeやサイト・ブログでも韓国語の勉強はできますが、初心者にはおすすめできません。
なぜなら、勉強すべき順序通りに学べないから。さらに情報を探すことに時間が奪われてしまうから。
参考書が1冊あれば、ハングル→基本の文法や挨拶→必要な単語というふうに、体系的に学ぶべき内容が順序立ててまとめられているので、頭から読んでいけば、スムーズに勉強ができます。
初心者が順番を間違えて韓国語を勉強すると、混乱のもととなり、勉強を続けるのが億劫になってしまいます。
1冊2,000円~3,000円程度で購入できるので、この費用は惜しまず、初心者向けの参考書を購入することを強くおすすめします!
参考書を選ぶときは、ハングルの読みを表すカタカナ表記「カナルビ」がない、または少ない参考書がおすすめ。
韓国語は発音が難しいポイントと言っても過言ではありませんが、カナルビに頼りすぎると発音が悪くなる原因になります。
内容を読んでみて自分の好みに合っているレイアウトだと続けやすいし、問題演習があれば演習を通して知識を定着しやすくなるのでおすすめです。
ハングルと発音を学ぶ
参考書を購入できたら、実際に頭から進めていきましょう。
まずは、ハングルの形と発音を学ぶ章があるはずです。
ハングルは、発音する口の形を基に作られたとも言われています。
例えば오なら口をすぼめて「オ」、어なら口を大きく広げて「オ」といった感じです。
ハングルを覚えるときは、この口の動きや舌の動きを必ず意識しながら勉強しましょう。
なるべく付属しているCDなどを使って音で覚えるようにすることがポイント。
韓国語の発音は複雑で、日本語の発音にない音も多く、カタカナでは表現しきれません。
しっかり韓国人相手に伝わる発音を目指すのであれば、勉強の初めからしっかり発音を意識しながら、ハングルを勉強しておくと後が楽です。
母音や子音のハングルのほかに、「ウェ」や「ウィ」など二重母音と呼ばれる発音がありますが、そこそこの種類があり覚えきれない人も多いと思います。
二重母音は大事ですが、原理だけ一旦理解しておけば、完璧に覚えられていなくてもOK。
今後勉強を続けていく中で、何度も登場するので、だんだん定着していきます。
鼻音化・連音化といった発音変化も、同様。原理は理解しておく必要はありますが、完璧でなくても大丈夫です。
基本的な文法を学ぶ
ハングルとその発音をある程度学べたら、基本的な文法を学んでいきましょう。
この文法の基礎を学ぶ際も、基本的に参考書の流れに沿って学んでいけばOK。
初心者が勉強しておくべき、基本的な文法は以下の通りです。
上記は、文章を作るための基本的な知識で、基礎の基礎とも言えます。
日本語と同じ感覚のものもありますが、少し異なる部分もあるので、丁寧に勉強しましょう。
基礎の基礎ができたら、言いたいことを表現する文法を学んでいきましょう。
これらの文法は、自分の自己紹介や要望などを伝えるための文法とも言えます。
初めて韓国人と話すときや、旅行の際にも使える表現とも言えるでしょう。
問題演習を通して勉強していくと、知識が定着しやすいのでおすすめ。
ちなみにこの時期は特別単語勉強をしなくてもOK。
ここまでの文法を勉強する過程の例文で出てくる単語をすべて覚えるという感じで勉強を進めていけば、ある程度の単語が覚えられるでしょう。
間違った独学の始め方
韓国語の独学をなんとなくで始めてしまうと、勉強しても身にならなかったり、効率的に進められなかったりします。
ここでは、よくやりがちな間違った独学の始め方についてまとめてみました…!
当てはまっている人は、ぜひ勉強の仕方を見直してみてください。
テキストをたくさん買う
独学を始めるときにテキストや参考書は、まず基本の1冊があればOK。
ハングルの解説と基本の文法・単語を解説している本が1冊あれば、基礎はおさえられます。
初めのうちに色々とテキストを購入する必要はありません。まずは基礎の1冊をしっかりやりぬきましょう。
その上で、自分の苦手分野や勉強したい項目に合わせて、テキストを買い足すのがおすすめです。
といった感じ。
何をするにしても、まずは基礎であるハングルと基本の文法が固まっていないといけません。
また一通り基礎を勉強してみると、自分の苦手な分野もわかってきます。
追加で参考書を買うのは、基礎の参考書を1冊やりきった後でも遅くありません◎
You Tubeやサイトだけで勉強する
最近ではYou Tubeやサイトでも、韓国語の知識を教えてくれる人もたくさんおり、これらを使って勉強して見ようと思う人も少なくないでしょう。
しかし、右も左もわからない初心者が、いきなりYou Tubeやサイトで勉強を始めるのは大変です。
理解しやすい順序に沿って勉強できなかったり、情報収集に手間取ってしまったりする可能性があります。
効率的に勉強ができない原因になり、結果として勉強が続かなくなってしまいます。
独学を始めるときは、基本の参考書を一冊購入して、それに沿って勉強することがおすすめ。
You Tubeやサイトは、より深堀りして勉強したいときに補足として足す意識で利用するとよいでしょう。
特に、You Tubeでは本格的な発音を勉強しやすいというメリットもあります。
カナルビを頼りにする
カナルビとは、ハングルの読みをカタカナで振ったものです。
初心者の頃にハングルの読みを学ぶ目的で活用することが多く、参考書にもよく書かれています。
ハングルの読みを理解するのに役立つカナルビですが、あんまり頼りすぎると、発音が悪くなる原因に。
そもそも韓国語の発音は、日本語にない発音も多く、正確な発音はカタカナでは表記しきれません。
カナルビはあくまで発音の雰囲気やイメージを助けるものであり、正しい発音とは言えません。
このカナルビ通りに、つまりカタカナ的な発音をしていると、それが身に付いてしまい、実際に韓国人に話してもなかなか通じなくなってしまうのです。
後々発音を直すのは、とっても難しい!できれば、韓国語勉強を始めたときから、正しい発音を意識して勉強することが効率的です。
あくまでカナルビは補助的な存在として活用し、正しい発音は付属しているCDなど、音声で覚えるようにしましょう。
まとまった時間で勉強する
「勉強」というと、机に向かっている時間を想像しがちですが、忙しい人はなかなかまとまった時間が取れないですよね?
1~2時間といったまとまった時間が取れるのは、土日だけという人も多いでしょう。
しかし、語学はとにかく継続が大切です。まとまった1~2時間を週に1回やるよりも、毎日10~15分でも韓国語に触れ続けることの方がよっぽど効果的なんです。
1週間に1回だと、せっかく学んだ内容もなんとなく忘れてしまいます。
初心者のころは特に、初めて出会う新しい言語に触れることになるので、なかなかたくさんの量も覚えきれません。
毎日少しづつでも構わないので、とにかく韓国語に触れていられるよう努力しましょう。
参考書やテキストを読むのはもちろん、K-POPを聞いたり韓国ドラマを見たりする時間も増やし、耳を韓国語に慣らすことも大切です。
韓国語を独学するときのポイント
韓国語を勉強し始める初期の頃から意識してほしい、独学のポイントを解説します!
私も間違えた勉強方法で時間をロスしてしまったこともありました…。
効率的に勉強をすることで、語学力のアップを自分でも実感しやすく、モチベーションの維持にもつながるでしょう!
音声を意識して勉強する
韓国語を聞き取ったり話したりすることが、誰しも最終的な目標ですよね?
リスニング・スピーキングを素早く鍛えていくためにも、勉強を始める初期の頃から、韓国語の音声を意識して勉強をしましょう。
日本人にとって、韓国語が難しいと感じるポイントの一つに発音や聞き取りがあります。
日本人にとって慣れない発音がたくさんあることはもちろん、発音変化が多く、同じ単語でも次に何が続くかによって、その都度音が変わってしまうのが韓国語なんです。
こんな感じで、聞き取りや発音に力を入れて勉強していくと良いでしょう。
聞き取れない音は、自分でも発音できません。まずは、少しでも聞き取り力を上げるように努力をすると、発音も自ずとよくなっていきます。
リスニング問題で演習をすることはもちろん、どんなときでもK-POPを聞くなどして、耳を韓国語に慣らすこともリスニング力向上にとっても効果的です!
書いて満足しない
日本人は(と、一括りにするのは良くないかもですが…)、語学勉強といっても、書く勉強に力を入れがち。
実際に韓国語の試験は上級に合格しているのに、スピーキングはてんでダメ…という人もたくさん見ました。
せっかくたくさんの時間勉強して、知識もたくさんあるのに、話せないなんてもったいないですよね…
なので、勉強を始めるときから、常にスピーキングやリスニングにも力を入れるよう意識して勉強することをおすすめします!
特にスピーキングは、語学試験に必要ないこともあって、つい後回しになりがち。
ある程度基本を習得できてきたら、積極的にスピーキングの練習も始めていきましょう!!
◆独学でもスピーキングの練習をする勉強方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
単語勉強はしない
単語帳を使ったり、単語を何度も書いたりといった単語勉強は、はっきり言って不要!
というか、単語だけを勉強してもなかなか定着せず、時間がもったいないです!
単語は、エピソードを絡めて覚えることが効果的です。例えば…
など、実際に勉強を進める中で出会った単語とそのエピソードや経験を一緒に覚えるイメージです。
この単語を思い出すと、一緒にそのときの感情や映像まで思い出すような感じ。
語彙力を増やしたいときこそ、色々な映像や曲、文章に触れるようにするのがおすすめです。
初心者の人も、わざわざ単語だけを勉強するのはもったいない!
文法などを勉強する過程で出てきた単語を覚えるだけでも、まずは十分です。
韓国語を独学するなら勉強手順を間違えないように!
初めて新しい言語を勉強しようとすることは、大きな挑戦!意欲的に「勉強をしてみよう!」と思ったあなたはすごいです^^
しかし、全部独学となると、わからないことが解決しにくかったり、モチベーションの維持が難しかったりと課題も多い…
でも勉強を始めるときのステップを間違えないようにするだけで、効率的に勉強ができ、自分の力になっていることも実感しやすくなるので、勉強が続けられるようになるでしょう!
正しい順序や方法で勉強を進めることは、しっかり語学力を上げることだけでなく、モチベーションの維持にも効果的です。
これから勉強を始めてみようと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
独学で勉強し始めたものの、なんだかうまく進められてないなと感じる人も、ポイントや注意点を参考に、一度今の勉強方法を見直してみると良いかもしれません^^