「韓国が好き!」「K-POPが好き!」という理由から、韓国への留学を考える人も少なくないのでは?
冷静に考えて、韓国に留学する意味なんてないんじゃない?
と、言われることもあると思います…
私自身は韓国に留学したことはないのですが、そういう人の一意見として、韓国留学の意味について考えていきたいと思います!
韓国留学は意味ないのか
何をするにしたって、まったく意味ない!ということはないと思います。
が、留学がお金も時間もかかることなので、そこまでして何がしたいのか、が重要ではないでしょうか?
韓国留学すれば得られるメリットは、大きなお金と時間をかけても必要なものなのかどうか。
それは人によっても違うはずです。
まず、韓国に留学したい目的と、留学のメリット・デメリットを整理して、本当にやりたいのか・やるべきなのかを考えるのがおすすめです。
韓国に留学するメリット
韓国に留学して得られるメリットについて考えていきましょう!
韓国語を習得できることはもちろんですが、私的に感じる留学のメリットをまとめてみました!
韓国語を習得しやすい
まず大きなメリットは、韓国語を習得できること!このために行くと言っても過言ではないので、大きな目的であり、メリットです。
これらのポイントは、韓国留学するからこそのメリット。
やはり日本で独学しているより、実践の機会が多く、韓国語に囲まれているので、上達は速いでしょう。
しかし、よく言われているように日本人同士で群れていたり、しっかり勉強に注力しなかったりするような状況が続けば、韓国語の習得も思うように進まない可能性があるため注意が必要です。
「事前の基礎学習ができていなかったから伸びが遅かった」とか、「成り行きでその国に行ったけど習得したい意思がそんなに強くなかったから、そんなにしゃべれない」とか、そんなケースもよく聞きます。
海外生活を通して度胸が付く
韓国も近いと言えど海外。一人で見知らぬ土地で生活することは、非常に不安ですが、そんな経験を通して大きな度胸と自信が付くでしょう。
特にこれまで生まれ育った場所から出たことがない人にとっては、特別な経験。
新しい言語を習得したり、知らない人と外国語で友達になったり、慣れない文化に戸惑ったりと、苦労も多いはずですが、その分うれしいことも貴重な経験も多いでしょう。
ただ、これは韓国留学に限らず言えることでもあります。
交友関係や知見が広がる
韓国人だけでなく、他にも韓国に留学している外国人に出会うことで、交友関係が広がることは間違いありません!
また国や人によって異なる、自分とは違う感覚や考え、日本とは異なる文化や習慣などに触れることで、世界が広がるはず!
日本で悩んでいたことがちっぽけに思えてくるなど、考えや価値観にも新しい変化がありそうです!
これも留学してさまざまな人と出会うことで得られる大きなメリットだと思います^^
しかし、こちらも韓国留学でなくても言えること。”韓国でなければならない理由”には、ならないかもです。
韓国に留学するデメリット
反対に韓国で留学するデメリットはあるのか?
デメリットとまでは言わなくても、ネックになるポイントをまとめてみます。
お金と時間がかかる
普通にお金と時間がかかります。特にしっかり韓国語を習得しようと思うと、半年~1年は滞在したいところ。
一口に韓国に留学と言っても色々な方法があるので、一概に言えませんが、まとまった期間とお金が必要になることは間違いありません。
などとなると、一旦自分の人生のキャリアをストップしなければならないかもしれません。
私も大学の交換留学で韓国に留学できる選択肢がありましたが、期間が合わず、1年留年しなければなりませんでした。
早く就職したかった(お金を稼ぎたかった)私は、そのため韓国留学を断念した経緯があります。
韓国は、渡航費こそ安いですが、学費はまとまったお金が必要になります。
また物価はそこまで日本と変わらないにも関わらず、バイト代は安いので、あらかじめある程度のお金は用意しておいたほうが良いでしょう。
韓国語は就職であまり役に立たない
はっきり断言できますが、韓国語がいくらできると言えど、ほとんどの場合、日本では役に立ちません。
もちろん、役立つ仕事もありますが、韓国語がアドバンテージになることは、本当に少ないケースです。
例えば、以下のような仕事があるかもしれません。
航空関係や旅行関係の職業の場合、韓国語だけでなく英語も必要となることが多いでしょう。
韓国系企業では韓国語があれば、もしかしたら仕事の幅が広がる可能性がありますが、基本的に日本で就職する上では、そこまで求められていないように思います。
また日本語ができる韓国人も多いので、同じ目的なら、”韓国語ができる日本人”より、”日本語ができる韓国人”でOKとなるでしょう。
またちなみに、韓国だからこそ勉強・研究できること、というものもそこまで多くないように感じます。
つまり大学や大学院等で「韓国で研究した」ということが、何かのアドバンテージになることも少ないと思われます。
英語は身に付けられない
冷製に考えれば、韓国語より英語のほうがよっぽど必要ですし、就職に役立ちます。
韓国では、基本的に韓国語しか使わないので、英語を勉強したり習得したりできる機会はまずないと言っていいでしょう。
ヨーロッパなどでは、多言語を使っている国も多いので、英語となにかしらの二つを勉強することもできるかもしれませんが、韓国ではそれができません。
韓国留学は、韓国語を学ぶためだけと言っても過言ではありません。
韓国留学しなくても韓国語は習得できる?
韓国語は、日本語にも構造的によく似ていて、日本人にとって習得しやすい言語です。
もちろん発音など、難しいポイントもありますが、独学でも十分習得できるでしょう。
私も独学で習得しており、韓国旅行はもちろん、日常会話やビジネスシーンでの雑談もこなせます。
要は、「習得したい!」と思う強い心意気と、勉強の工夫が大事。この二つを意識して、しっかり勉強していけば、日本にいながら独学でも韓国語は習得できます◎
個人的に大事だと思っている勉強のポイントです。
■韓国語の習得難易度については、以下の記事を参考に!
■独学での韓国語の勉強手順は、以下の記事をチェック!
韓国留学する意味とは?
さて、ここまでメリットやデメリットについてまとめてきましたが、韓国語に留学する意味とは何なのか。
韓国留学を考える際に、考えておきたいポイントを紹介します。
これをしっかり考えておけば、韓国留学の意味も見いだせるはずですし、後悔もしないはず!
なぜ韓国留学したいのか目的を考えよう
まず大事なのは、留学する目的です。例えば以下のような目的が考えられます。
目的は人それぞれであるものの、自分が自信を持って、「このためにお金と時間を使いたい!」と断言できるなら、後々公開もしないでしょう。
単に「好きだから」「住んでみたいから」でも良いと思いますが、その一方で必要となるお金や時間、人生設計まで考えてみるといいと思います。
お金や時間を使っても、その価値が揺るがないのであれば、留学する意味はあると言えるでしょう!
韓国語を習得したその先を考えよう
韓国語を習得したいと思うなら、その先まで考えられるとより良いです。
実際日本では、韓国語スキルはほとんど就職におけるアドバンテージにはなりません。
それでも習得を目指すのですから、その先にある目的を考えてみましょう。
韓国語はあくまでツール。「韓国語を使って何がしたいのか」まで考えられていないと、モチベーションが途切れる原因にもなります。
「なんとしてでも、韓国語を就職に活かしたい!」という人は、実際に韓国語が使える仕事を探してみたり、どうやって就職するのか調べてみたりすると、より具体的にイメージできるようになります!
韓国留学の意味はその人次第!よく考えよう!
結局、留学したからって必ずしゃべれるわけじゃなければ、留学しなくたってしゃべれるようにもなるということです。
なので、留学すること自体が特別に重要ではない、というのが私の言いたいことなのです。
一番大事なのは、探求心を持って勉強できるか、強い意志と具体的な目標を持って継続的に勉強ができるか、これに尽きます。
これができなかったら、効果的な留学にならないし、これができるなら、たとえ現地よりは劣る日本と言う環境でも、いけるところまではいけます。
事実、私も「留学していない」ということ自体にコンプレックスがあり、自分の韓国語にずっと自信を持てずにいました。
でもそんなある日、たまたま韓国に1~2年留学した日本人が韓国語を話す動画を見て、「あれ?私の方が発音いいんじゃない?」とか「この人の言い回しは韓国人のそれっぽくないかも」とか思ったときがありました。
「1~2年も留学してるのに、留学してない私とそんな大差ないどころか、私の方がイケてるんじゃない?(←傲慢な野郎めw)」って思って、それからそういうコンプレックスが徐々になくなりました。笑
なんなら、「留学なしでここまでイケた私結構価値ある!(←どういったポジティブw)」くらいの自負を持てるようになったり笑
だから、金銭的な理由など、いろんな事情で留学ができないからって語学の習得はあきらめないでいいよ!っていうのが一番言いたいこと!
もちろん、留学したからこそ得られる経験やメリットも唯一無二だと思います!
でもこと韓国語習得という意味では、日本で独学でも、やる気と工夫次第でなんとでもなるんです!
今は大変便利な世の中で、日本にいながらも、色んな言語のコンテンツにたくさん触れられるし、語学交換も比較的簡単にできるっていうのは、勉強にもすごいプラス!
ひとえに「留学」っていうことにこだわらないで、習得したい言語に積極的に触れる努力をすれば、日本でも留学以上の価値をゲットできることもありますよっていうことが言いたかったお話でした^^笑