語学はやはり毎日の積み重ねが大切です。留学していれば、周りの環境が丸ごと勉強になるので、自然と積み重ねの勉強ができますが、日本で独学していると、自分の意識によってはサボり放題になってしまいます。
とはいえ必要に迫られてできればいいのですが、大概の人は趣味で始める人も多いはず。となると、やはりモチベーション維持は語学力アップのための大きな課題です!
今回は、誰しもがぶち当たるモチベーションの維持についてフォーカスし、私が独学しているときに意識していたことも紹介していきたいと思います。
韓国語勉強のモチベーションが続かない理由
そもそも、なんで勉強のやる気が続かないのでしょうか?よくあるやる気が出ない原因をまとめてみましょう…!
大体こんな感じなのでは?勉強に対するやる気を出して、モチベーションをしっかり保つには、自分のやる気が出ない原因を探り、原因を対策する必要があります!
韓国語勉強のモチベーションを維持するマインド
まず、モチベーションを維持すすための心持ちについて解説します。モチベーションが続かないのは、気負いすぎているからかもしれません。
まずは、自分の気持ちを紐解いて、気負いすぎている場合には、リラックスすることも大事ですよ!
全てが勉強になっていると思って気負わない
勉強していると、時にこれで身になっているのかなと不安に思うことも多々あると思います。勉強しないといけないのに、韓国ドラマを見たりYouTubeでアイドルの歌番組を見てしまって、「また勉強できなかった!」と自己嫌悪したりすることもあると思います。
でも大丈夫。それらは全て自分で気づかないうちに勉強になっているから!机に向かって本を読んだり、ノートに書くことだけが勉強じゃありません。
韓国語に触れている時間は、意識していなくても全て勉強になっています。そしてそういう意識を持ってください。「机に向かって勉強できていない」とストレスを感じるより、些細なことでも勉強になっていると思って楽しい気持ちでいることがもっと重要です。
大人の勉強は、とにかくなるべくストレスフリーに気楽に楽しく進められたもん勝ちだと思いましょう!笑
常に韓国語に触れ続ける努力をする
「全てが勉強になっている!」という気持ちを持って、どんな時間も韓国語に触れ続ける努力をしましょう。
などなど、さっくり挙げただけでも隙間時間を使える語学勉強って結構いろいろあります。
隙間の時間でも、些細なことでも、常に韓国語に触れ続けるということが大切です。しかも実際これは、知らず知らずのうちにとても身になっています。
(余談ですが、特段リスニングや発音の勉強をしなかった私でも、今では韓国人に発音がすごくいいと褒められます!考えられることは毎日毎日韓国語K-POPだけを聞いていたことくらいなので、リスニング力や発音をK-POPで伸ばすことができたと自負しています!笑 )
その時は意識していなくても、後々になって底力になっていることに気づくことでしょう!
楽しみながら学ぶ努力と工夫をする
「大人の勉強は楽しみながらでないと続かない。」と私は思います。しかし、楽しむことも意識しないと意外とできません。
勉強していると段々楽しい感覚を忘れていきます。「これをやらないと」「やりたかったのにまたできなかった」「全然できるようにならない」と初めは楽しくて興味が惹かれた勉強なのに、いつしか「やらないと」という意識になってしまうものです。
語学は継続が肝です。どんな些細なことでも毎日続けているほうが意味があります。1週間に1度3時間勉強するより、1日15分毎日勉強したほうがよっぽど上達します。空白の時間があればあるほど、忘れていくのが語学なのです。
なので大事なのは、勉強できる時間を確保するかではなく、毎日少しでも韓国語に触れることを意識すべきです。続けるということは楽しくないとできません。自分の好きなK-POPアイドルや韓流ドラマの俳優と一緒に楽しく勉強できる自分なりの方法を探してみてください♡
完璧を目指しすぎない
理想が高すぎるとかえってモチベーションが続きません。例えば長く韓国に住んでいる人や、ビジネスで韓国語を使っている人など、まったく違う境遇にいる人を想像してしまうと、自分が全然できていない気持ちになってしまいますよね…
語学は、学んでも学んでも終わりがありません。持論ですが、外国語である限り、母国語のような感覚で話せることは基本的にないと思っています。でもその意識が逆に重要で、語学の勉強は限りなく長いと考えて、楽しみながら気長に続けられるように頑張ろう!くらいに考えておけばいいのです。
完璧じゃなくても、伝わればいい。ちょっと間違ってても、楽しく話せればそれでいい。まずはそんな気持ちでOKだと思います!それくらいのレベルだったら、自分でもできそうな気持ちになりませんか?
韓国語の勉強にやる気がでないときにやるべきこと
じゃあ、やる気が出ないときには、具体的になにをすればいいの…
と思うはず。やる気がない時にも少しでも実践できる方法や、モチベーションを維持するための具体行動について紹介します!
とりあえず韓国語のなにかしらに触れてみる
「がっつり勉強しよう!」という気持ちになれなくても、韓国語からまったく離れてしまうことはおすすめできません。やる気が出ない中でも、「これならやれるかな」と思うことをちょっとでもいいので、やってみましょう。
例えば、こんなことでもOK。まったく韓国語から離れて過ごしてしまうよりは、断然マシ!たとえ、受動的な行動だとしても、耳で韓国語を聞いているだけでも十分に練習になっています。
やる気が出ない時は、自分の興味が出るものや、聞き流す・適当に見るといった受動的な行動がおすすめ!とにかく何かしら、韓国語に触れられる時間を作るよう意識してみましょう。
韓国語にかかわる娯楽的な本を買ってみる
新しい本を買ってみるのも、やる気がでるポイント!The☆勉強っていう感じの本ではなく、ちょっと娯楽要素のある本を買ってみるのがポイントです。
私のおすすめ一つ目は、hana!
hanaは、韓国語をベースに、韓国の文化や韓国人の言葉遣いなど、その都度異なるテーマに合わせてコンテンツがまとめられた雑誌的な本です。韓国語の勉強はもちろん、読み物的な要素もあり、やる気が出ないときでもサラサラ読めちゃいます!
リスニングCDが付いていたり、ニュースなど長文も訳付きで掲載されていたりと、勉強要素も十分!バックナンバーも購入できるので、自身の興味に合わせていくつか買ってみると楽しいです♪
日記やダイアリーなどの本もおすすめ!
こんなふうに、韓国語の日記をサポートしてくれる本があります!毎日お題や質問が用意されているので、書く内容に迷わず、日記を続けられる仕組みです。
このように、勉強!勉強!という真面目な感じの本ではなく、楽しめそうな内容・ビジュアルの本を購入してみると、ちょっとやる気が出てくるかもしれません。
韓国語の検定を受ける・申し込む
やる気が出ないのは、韓国語を必要とする切迫された状況がないからとも言えます。そんな状況を変えるため、自ら目標を強制的に課しましょう。
日本で受けられる検定には、ハングル能力検定と韓国語能力試験(TOPIK)があります。
日本で作られた日本人に対しての韓国語試験。問題文は日本語。
◆韓国語能力試験(TOPIK):
韓国で作られた韓国語を学ぶ全ての外国人に対しての韓国語試験。問題文は韓国語。
違いとして、簡単に説明すると上記の通りです。
仕事や入学にあたって、このような検定が必要ない場合でも、一つの目標として試験を受けることはおススメです。
まず、検定を受けることによって自分がどれくらいのレベルであるのかを客観的に知ることができます。そしてもう一つ、特に学び始めには、検定対策の勉強を通して、総体的な基礎力を上げることができるというメリットがあります。
また試験日までの期日があるということ、“合格”という目標があることによって、モチベーションにも目安ができるでしょう。
目標が何もなかったり、具体的でなかったり、あまりに大きすぎるとモチベーションが下がる要因にもなりますが、検定であれば自分のレベルに合わせて目標を立てることができます。また検定の結果によって、新しい目標を立てやすいので初級の方にもおススメです。
◆TOPIKとハングル検定の違いや受験レベルの目安は、以下の記事も参考にしてください!
韓国語を勉強する順番や方法を見直してみる
やってもやっても成果を感じられず、モチベーションが続かない
という人は、勉強方法や勉強の順番が間違っているのかもしれません。
こんな感じになっている人は要注意。習得しやすい順番で勉強できていなかったり、ノートに書くことで勉強した気になっていたりする可能性が高いです…!
もう一度自分の勉強方法に問題はないのか考えてみましょう。参考書を使っていない人は、効率的に順序良く学べるよう、基本の参考書は1冊購入した方がいいです。
間違った勉強方法は、成果を感じられず、モチベーションが続かない原因になってしまいます。
◆韓国語の勉強すべき順番については、以下の記事で詳しく解説しています!
韓国人と韓国語で話す機会を積極的に作る
モチベーションの維持に一番効果的なのは、うれしいことがあったときと悔しいことがあったとき。実際に韓国人と会話してみることで、この二つを同時に受容できるのです!
うれしいこと | これまで勉強してきた単語や文法が出てきた 自分の話した内容が相手に伝わった 相手の言った内容を聞き取れた |
悔しいこと | 自分の話した内容が相手に伝わらなかった 相手の話が全然聞き取れなかった |
こういった自分の感情に直接訴えかけられるような経験は、やる気を刺激します。うれしいことがあれば、「もっと頑張りたい!」と思えるし、悔しいことがあれば「次は挽回したい!」と思えるはず。この気持ちがモチベーションにつながります。
独学で韓国人と話す機会を作るためには、自分で積極的に行動する必要があります。お金をあまりかけなくてもできることはありますので、何ができるか考えて行動してみましょう!
韓国人と会話する機会の作り方は、以下のような方法があります。
韓国語勉強のモチベーション維持も人それぞれの方法がある
語学って、自分でも予想していなかったときに急に上達する半面、どんなに勉強しても「できている!」という実感が沸かない時間も続きます。
でも語学学習ってそういうものなんですよね。その国に行ってちゃんと勉強すれば、誰だってその語学は習得できるようになります。だからこそ私は、「留学できなければ、自力で留学した人並みに話せるようになってやろう!そっちのほうが断然すごいでしょ!」という謎の反骨精神を掲げ、独学を頑張ってきました。
その分、韓国人の方に「留学したの?」とか「発音が本当に上手」と言われるとすごくうれしい気持ちになるものです。韓国語は独学でもそれくらいになれるんです。
そんな私の大きなモチベーションは、
ということでした笑 こんなよこしまな気持ちでしたが、逆にそれが良かったみたい笑 自分なりのモチベーションの糧を掲げ、日々のやる気は具体的な行動でなんとか維持していけるよう工夫してみましょう。
モチベーションの維持も、人によりけり。自分に合った手段や考え方を模索する必要があります。ここで紹介した方法やマインドは、あくまで参考。ぜひ、自身のやる気の引き出し方を探してみてください!