韓国語勉強でどんどん増やしておきたいのが、単語のストック。
単語帳や、単語の参考書で勉強するのもいいのですが、「なんだか頭に入らない!覚えられない!」ということも多いのでは?
今回は、出会った韓国語単語をどのようにまとめておくか、私流ではありますが、ノートのまとめ方について解説してみます。参考になれば幸いです^^
韓国語の単語勉強はシチュエーションと絡めて覚える
まず、単語は使われている具体的なシチュエーションと合わせて覚えることでより定着させることができます。
ただ何の思い入れもないまま、参考書をひたすら読んだところで、なかなか覚えられないのは、ただ文字を読んでいるだけだから。
具体的な文章や話の流れも含めて単語を覚えることで、辞書に書かれている言葉面だけの意味以上に、細かいニュアンスをキャッチできるようになります。
これを踏まえると、単語を定着させて覚えるには、ドラマや実際の会話、せめてK-POPの歌詞などから、セリフや話の流れを含めてわからない単語をピックアップすることが効果的です!
「参考書や単語帳では、なかなか単語を覚えられない」という方は、いかに楽しく楽に自然に新しい単語に出会えるかを意識して、ドラマやK-POPを積極的に解読するようにしましょう。
そこで出会った単語は、もちろん頭の中でまとめておくには限界があるので、ノートに書き留めておきましょう。
■韓国語を楽しく効率的に学ぶために韓国ドラマやK-POPは超オススメ!下記記事もぜひ参考に♡
韓国語単語ノートの作り方とわかりやすい書き方
まず、僭越ながら私がまとめているノートを参考までに…(見えにくいかも、すいません((+_+)))
ページの1/4くらいに縦線を引いて、左側に覚えた単語、右側に意味など解説を書くことにしています。 内容について解説しますと
画像内番号 | 記述内容 |
---|---|
① | 新しく知った単語の基本形(動詞や形容詞であれば다で終わる形) |
② | 単語の基本的な意味 |
②-1 | 基本的な意味、辞書的な意味 |
②-2[]内 | 漢字語の場合、元になっている漢字 |
②-3(赤字) | この単語が出てきたセリフや文章 |
②-4(青波線) | セリフの中でわかるより口語的なニュアンスや意味 |
②-5(緑字) | 過去形などの活用や変形の形が変わっている場合の記述 |
私の場合はこんな感じでまとめています。それぞれ深堀りして解説します!
①:新しく知った単語の基本形
新しく出会う単語は、セリフや文章の中に紛れ込んでいるので、過去形だったり敬語だったりいろいろな活用をされて登場するかと思いますが、基本形の다で終わる形を把握しておく必要があります。
なので単語帳としては、動詞や形容詞の場合、まずは基本形を必ず押さえておきましょう。
②-1:基本的な意味、辞書的な意味
その単語を韓国語の辞書で引いたときに出てくる意味です。
まずはこれが基本的な単語の意味なので、書き留めておきます。
たくさん意味があるときは、よく使われそうな意味や、このシーンで使われた意味合いだけピックアップしてもOK。
②-2[]:漢字語の場合、元になっている漢字
単語が漢字語で構成されている場合には、元になっている漢字を書き留めておきます。
辞書を引いたときに漢字語であれば、横に漢字が書かれているので見逃さないように!
大体2文字のハングルで構成されている単語は漢字語である可能性が高いので、特にチェックしておきましょう。
単語は漢字語を意識しておくと、以降新しく出会った単語でも、予想するのが簡単になるので、覚えておいて得しかないです!笑
初めはちょっとややこしく感じるかもしれませんが、漢字一字に対する韓国語読みは基本一つしかないので、「この漢字は韓国語読みでコレ」と発音を把握しておくと、他の単語でも同じ発音です。
なので漢字語を意識しておくと単語力を伸ばすスピードが一気に上がるので、重要です◎
韓国語のボキャブラリーを増やしていくためには、この漢字語を意識することはとっても大事!
■以下の記事では、漢字語で単語を覚えるコツを解説しています。
②-3(赤字)この単語が出てきたセリフや文章
この単語が使われたセリフや歌詞を書き留めます。
冒頭でも説明した通り、単語はエピソードと紐づけて覚えることで定着率が格段に上がります。
なので、単語そのものではなく、この単語が登場したシーンや情景も含めて覚えておくことが大事。
そのフレーズからドラマのシーンや好きなアイドルが歌っていた情景が思い出されるくらいが理想です。
なんなら、「この単語を聞いたらこのシーンが思い浮かぶ!」くらいでいいのです。これでこそ、単語は自分のものとして定着します。
単語と、その単語が使われたシーンを紐づけて覚えるために、フレーズを書き留めておくのです。
フレーズだけで情景が伝わりにくい場合は、シチュエーションや登場人物の感情についての説明書きもプラスしておくといいと思います。
②-4(青波線)セリフの中でわかる、より口語的なニュアンスや意味
確かに、単語そのものの意味は辞書を引けば出てはくるのですが、実際の会話では、“辞書で出てくる意味”よりも、もっとくだけていたりする場合もあります。
このノートにある単語を例に説明しますと、역할という言葉があるのですが、辞書で引いたときの意味は「役割」です。
なので、これをまずは書き留めておくのですが、実際私が見たドラマの中では、
「疑うことが私の역할なんでね」
「いいからお前の역할だけやっておけ」
というような発言で使われていたのです。
このとき思ったのは、「“役割”という意味ではあるものの実際は、“やるべきこと”というニュアンスで使われているんだな」ということ。
ざっくりとは同じ意味ではあるものの、日本語で考えると微妙に違いますよね?
このように辞書の言葉面だけではわかりきらない意味が含まれていることがよくあります。
自分が見た・聞いたシチュエーションから、理解したニュアンスや一歩踏み込んだ意味、言葉の使われ方があれば、それもメモしておきましょう。
②-5(緑字)過去形などの活用や変形の形が変わっている場合の記述
簡単な活用、例えば하다の形の動詞や形容詞であれば、その前に何がこようが同じ活用なので、メモするまでもありませんが、たまにパッチムを取っちゃうというような活用をする動詞があったりします。
そういった文法上注意しておくべき活用や変形があるときは、会話上でも重要なのでメモしておきます。
会話する中で連用形になったり、タメ口になったり、敬語になったり、いろいろな活用が容易に想定されますので、単語は意味だけでなく、活用による変形まで調べられるとベストかと思います。
韓国語単語ノートの作り方ポイント
ノートを取っておくことは、勉強の一環ではありますが、目的ではありません。
単語ノートを作るときは、自分のわかりやすい内容をまとめておき、理解・定着できるよう意識しましょう。
ノート作りは知識の整理と意識する
ノート作りの目的は、知識の整理であるととらえることがおすすめです。
実際どんないきれいにノートをまとめても、後でじっくり読み返して覚えるということはなかなかしないはずです。
そもそもノートをじっくり見て覚えようとすること自体が非効率。「それが得意!」という人以外は、無理してやる必要はないと思います。
ノート作りは、自分の新しい発見や知識をアウトプットすることで、印象付けて覚えたり、頭の中の知識を整理したりするためにおこなうものだと考えます。
なので、とにかく新しい発見があればすぐにノートに書き留めておくこと、もし「あれなんだったっけ?」と思ったときに、ちょっと確認するような感じで使うのも良いと思います。
持ち出しやすいサイズのノートを使う
単語を勉強するためだけの時間を取るのは、とてももったいない!
エピソードと絡めて覚えるためにも、「これなに?」と思ったときにすぐ書き出せるのが理想的です。
そのためにも、普段から瞬時に持ち出しやすいサイズのノートを使うことがポイント。私の場合は、B5サイズくらいのノートを使っていました。
ドラマを見ているとき、K-POPを聞いているとき、韓国語の本を読んでいるときなど、常に横に置いて、気になる単語があったらすぐにメモをとるように習慣づけましょう。
詳しく調べて書けなかったとしても、「この単語がこんなふうに使われていた」ということだけ、ササッとメモしておくだけでも違います。
また時間があるときに、しっかり調べて理解すればOK。
「これ、よく出てくるけどどんな意味?」「この単語、こんな使い方もあったのか!」と思ったときが、単語を覚えるチャンスです!
カナルビは振らない
韓国語勉強を始めたての人は、まだハングルの読みを習得できておらず、ついカナルビ(ハングルの読みをカタカナで振ったもの)を記述してしまいがち。
しかし、このカナルビはまったくおすすめできません。なぜなら、発音が格段に悪くなるからです。
韓国語の正しい発音は、カタカナでは表せません。カナルビがあるとどうしてもそれに頼りがちになり、間違った発音のまま覚えてしまうことになります。
これを続けていると、全体的に通じる韓国語の発音が身に付かなくなってしまいます。
一度間違えて覚えた発音を正すのは、とっても大変!
スピーキングやリスニングのためにも、カナルビの使用は早い段階で卒業しなくてはなりません!!
まして習慣化されてしまうのなんてもってのほか!!
”かわいい単語ノート”作りに熱中しない
ノートをかわいく書くことに集中しすぎてしまい、効率的でない勉強方法になっていることに気付いていない人もいます。
大事なのは、ノートを取ることではなく、韓国語単語を定着させることです!
かわいいノート作りは、モチベーションを上げてくれますが、それに注力しすぎないように注意しましょう。
極論、単語ノートなんかなくったっていいと私は思っているくらいです。
日本人は、書く勉強に注力しがち。読み書きも大事ですが、韓国人とのスムーズな会話を目指すのであれば、スピーキングやリスニングも強化しなくてはいけません。
わかりやすい単語ノートで韓国語勉強を加速!
以上、私が普段やっているノートまとめについて解説してみました^^
なんでもかんでもノートにメモしたりするのは面倒だったので、ドラマを見ながら始めたやっていますが、ちゃんと一連の内容をまとめておくと、自分の中でも印象的になり、定着しやすいなと思います。
またちょっとした時間にパラパラ見返すと、覚えたことを思い出してさらに効果的!!
初めて知った単語はもちろんですが、私は音だけで覚えていた単語も改めて書き留めておくようにしています。
やはり、正しいスペルを理解してこそ正しい発音ができるもの。
音と意味だけで覚えていた単語も今一度書き起こし、細かいニュアンスまでメモしておくことに越したことはありません。
単語はエピソードとからめて覚えるのが本当に大事!
テスト勉強や問題集で出会う単語よりも、ドラマや音楽、アイドルの動画などで出会う単語の方が絶対定着します!
ぜひ、過去記事も参考にしてください♡
ここに書いたことは、私が必要だなと思ってまとめている内容ですが、自身にとって他に必要な内容があればもちろん書き足してOK!
自分があとで見返して理解できるノートづくりが一番です。
私は、あまりたくさんの内容を書きすぎると後で読む気がなくなっちゃうし、あまり複雑なレイアウトにすると続かないので、シンプルな書き方と内容を意識しています。
ともあれ、自分がわかりやすいことが一番!
サイズやデザインにもこだわりながら、使いやすくてかわいいノート作りを目指してみてください^^
モチベーションも上がるし、勉強もはかどります!”かわいいノート作り”に熱中しすぎないことも注意してください!笑