文法や単語など知識をインプットした後は、アウトプットの練習がもっと大事!ということで、アウトプットの練習の一つとして日記を書いてみるのはいかがでしょうか?
自分の言いたいことを韓国語で表現するいい練習になるし、ノートがあれば気軽に始められるのもいいところ◎
今回は、韓国語で日記を書いてみる際のポイントや、メリット、効果的に楽しく続けられる方法をご紹介します!
韓国語で日記を書くメリット
語学の勉強方法は色々ありますが、作文を続けるメリットはなんなのでしょうか?
スピーキングの上達にも繋がる作文力が上がることはもちろん、さまざまなメリットがあります!
韓国語での作文プロセスが身に付く
普段自分の言いたいことは日本語で考えますよね?これが韓国語で会話しようとなると、
自分の言いたいことを日本語で考える
↓
韓国語でなんていうのかな?
↓
韓国語に置き換える
↓
アウトプットする
というプロセスを踏まないといけないのです。
これが素早くできると会話はスムーズですが、このプロセスが遅いと、たとえ知っている表現や単語が多くとも、会話としては成り立たちません。
なので、韓国語でスムーズに会話できるようになるためには、まずこのプロセスの回転をいかに速く回せるかがポイント。
日記を書くことは、この練習になります!
文法や単語が定着する
普段から自分の言いたいことを韓国語で考える習慣がつくと、よく使う表現や文法が身に付き、自分の言葉になります。
自分の言葉になっていない表現は、知っていてもとっさに口からは出てこないので、よく使う表現を自分のものにすることは非常に重要。
また日常的なことや身近なことなはずなのに、意外と「韓国語で何て言うのかわからない…」っていうことも多いんです。
あえて日常生活を思い起こしながら日記を書くことで、生活用品や食べ物の名前など身近な単語をどんどん学ぶことができます!
テキストを使っている人や韓国語教室に通っている人は、習ったばかりの文法を使って日記を積極的に書いてみることで、しっかり定着します◎
韓国語の読み書きが速くなる
日記は、作文をして、筆記して、読んでの繰り返し。
毎日これを続けることで、読み書きの練習になります。特に”読む”スピードが速いというのは、実は日常生活において非常に重要なんです。
このようなことで、”読むスピード”は活かされます。
ハングルがとっさに読めないと、瞬時にテレビ番組についていけなかったり、街中でとっさに物事を判断できなかったりします。
語学力を上げる意味でもハングルを読むスピードは大事!書いた日記を読み返すこともおすすめです。
韓国語で日記を書き始める前に
韓国語で日記を書き始める前に、決めておきたいことや準備しておきたいことがあります。
そもそも日記を書くにあたってどれくらいの韓国語が必要なのかも、紹介しておきます!
基本的な文法を学習しておく
韓国語で日記を書くときは、基本的な文法を理解していないと言いたいことが表現できません。
最低限、以下の文法は、ある程度理解しておく必要があるでしょう。
上記は、日記で最低限必要となりそうな文法です。
単語は、調べればすぐわかるので、そこまで準備しておかなくても大丈夫!
それより文法がわからないと、文章を作ることができません。
上記の文法がまだあやふやであれば、テキストなどで基礎を定着させてから、日記をスタートさせることをおすすめします!
■基本として必要な文法は、以下の記事で詳しくまとめています!
日記の分量を決めておく
あらかじめ、日々書く日記の文章量を決めておくとスムーズかもしれません。
思い思いで書くと時間がかかってしまって、「日記=時間がかかる=面倒!」となりかねません!
日記で韓国語勉強をするなら、継続が大事!自分のレベルに合った文章量を決めておき、その分量に従って書くようにするとうまくいきやすいでしょう。
書く内容に悩んでしまいがちな人は、時間があるときにあらかじめまとまった質問事項を作っておくのもおすすめ!
毎日それに解答する形であれば、ストレスなく日記が続けられると思います◎
韓国語での日記の書き方
韓国語での日記に興味を持ったものの、「どうやって始めたらいいの~」と思う人もいますよね。
もちろん、好きなように進めてよいとは思いますが、迷える人にスムーズな日記の書き方を解説します。
日本語で書きたい文章をまとめる
まずは、日本語で表現したい内容をまとめましょう。
まだ韓国語の実力がそこまでない人は、特に以下のポイントを意識して日本語文を考えましょう。
「ああして、こうして、しかもこうなって、どうなった」のように長々とした文章は訳すのが大変です。
後でも後述しますが、ここで考えた日本語をそのまま訳すのではないので、話の要点をまとめるといった意識で考えましょう。
またあまりたくさんの文章にしてしまうと、訳すのが大変なのはもちろん、重荷になって続かなくなってしまいます。
大体3文程度、多くても5文くらいにおさめるのがよいでしょう。
【例1】
今日は、○○と一緒に××へ出かけた。
久しぶりに会ったので、うれしかった。
次は▲▲にも行ってみたい。
【例2】
仕事がたくさんあって疲れた。
でも色々任されて自信がついた。
週末はゆっくり休みたい。
日本語文章を韓国語に訳す
まとめた日本語を韓国語に訳していきましょう。
いきなり辞書を使いまくって翻訳するのではなく、まずは自分の知っている単語や表現で作文できないか考えてみましょう。
- 自分の知っている単語を使って表現するよう努力する
- わからない部分は、知っている他にの表現に言い換えられないか考える
- やっぱり思い浮かばなければ辞書を使って調べる
というプロセスで進めてみましょう。
会話でも言えることですが、この2.の置き換えるスキルは非常に重要です。
日本語の文章にとらわれてしまうと、間違った韓国語表現になってしまいます。
例えば、【例2】における「ゆっくり休みたい」を韓国語に訳す際、「ゆっくり」がわからないということで辞書を引いてしまうと「천천히(スピードがゆっくり)」などが出てきてしまいます。
この場合、「気楽に」などにあたる「편하게」が適当で、「편하게 쉬고 싶다.」が良いです。
このように日本語そのものを訳そうとするのではなく、本質的な意味を訳すよう心がけることが重要です。
できれば誰かに添削してもらう
作成した韓国語文章はできれば誰かに添削してもらうのが理想的。
韓国語教室に通っている人や、お友達に韓国人がいる人は、ぜひ添削してもらいましょう!
もしそういった人がいない場合は、以下のサービスもおすすめです。
安価、もしくは無料でも工夫次第で添削してもらうことは可能です。
作文がおかしくないか、より良い表現方法はないか、理解するためにも、添削してもらえるよう工夫してみましょう。
トリリンガルのトミ|韓国語文章の添削サービス
LINEのメッセージで、自分の書いた文章を添削してくれるサービスがあります。
毎日100文字以内の文章をLINEで送ると24時間以内に添削して返信してくれます!
日記でもいいし、ファンレターや韓国人の友人などに送りたい表現などなんでもよし!
有料ですが、1回分に換算すると、約250~330円/1回とリーズナブルな価格◎
毎日文章を書く習慣もつけられるしお得かも^^
入力テキストだけでなく、手書きの文章を写真で撮って送ってもOK!
間違った表現はもちろん修正してくれますが、より韓国人らしい自然な表現も教えてくれるので、+αの勉強になると思います!
お試しはこちらから↓↓3日間の無料体験もできるので、まずはお試しからスタートしてみるのも◎
Hello! Talk|語学交流コミュニティアプリ
外国人交流アプリのHello!Talkでは、自分の書いた文章を韓国人が添削してくれたりもします。
本来は、互いの言語で交流し合い、語学を伸ばすことが目的のアプリですが、「この文章合ってますか?」「これってなんて言えばいいんですか?」と疑問を投げかけると、結構すぐに答えを教えてくれます。
本当に反応が早くて、投稿したら2、3分で答えがもらえます!笑笑
Twitterみたいな感じのアプリ内タイムラインがあり、いつでも文字や回数に制限なく、アウトプットすることが可能。日記の場として利用することもできちゃいます!
そこに書き込むと、「いいね!」みたいなコメントだったり、「間違えてますよ」みたいなご指摘だったり、いろいろな反応がもらえます。
今日あった出来事などを書いて添削をお願いしてみてもいいかも◎
Hello! Talkの基本的な使い方や、私のレビューは、以下の記事にまとめています!あわせて参考にしてみてください^^
韓国語で日記を書く時のポイント
さらに以下のポイントをおさえると、日記での勉強がさらに効果的に!
なんとなく書くのではなく、意識と目的を持って日記を書き続けることで、韓国語勉強に大きな効果をもたらしてくれるでしょう^^
少しでもいいので毎日続ける
「韓国語で文章を書く」ということを続けると、韓国語でのアウトプットが習慣化するので、言いたいことを韓国語で考えることに慣れていきますす。
なので、長い文章をどんっと書くというよりは、短くても簡単でも、表現したいことを毎日少しずつアウトプットするということが大事だと思います。
語学は、“少しでも毎日コツコツ”が重要!要は日常に溶け込むくらい生活化することも上達のポイントです。
「勉強だ!勉強だ!」という意識はそんなに持たなくてもいいので、メモするくらいの感覚で続けてみましょう。
ある程度韓国語の文法ができるようになってからトライ
文字が読めるかな~みたいな状態で日記を書き始めても、正直難易度は高いと思います。
ある程度、基本の文法や単語が分かるようになった状態で始めたほうがモチベーション維持的にもいいと思います。
できないことをやろうとすると疲れるし、嫌になるので…
自分の思うことを思いのまま書きたいということであれば、ハン検(ハングル能力検定試験)で言うと3級くらいの能力があるとよいかなと思われます。(本ページ「基本的な文法を学習しておく」も参考に!)
初心者の人は、参考書にある構文や、新しく覚えた単語・文法を使って、自分の日常に置き換えて文章を作ってみるという方法がいいかも!
自分事に置き換えることで、記憶に残りやすくなります。
どんな文体で書くか考える
韓国語の文体にも色々あります。
日本語で日記を書くことと照らし合わせてみると、普通は、~다という言い切りの形や、パンマル(タメ口)の形で表すことが一般的かと思います。
ただ、韓国語ができるようになったとき、どちらかというとヘヨ体で会話することがまずは多くなると思うので、あえて丁寧語のヘヨ体で書くというのもいい練習かと!
~다の形にはない変化(아か어か、とか)があるので、いい練習になるかも。
ちょっと韓国語ができるようになった人であれば、パンマルにしかない言い回しというのも存在するので、パンマルで書くのもいいと思います。
いずれにせよ、どんな文体で書こうか、と自分が意識し統一することが大切です。
日本語も並記しておく
自分の言いたかったことを日本語で並記しておくことも重要です。
添削してもらう場合はもちろん重要ですが、後々自分が見返したときに、「あれ、これ違うかも」と思うときもあるかもしれません。
日本語をそのまま訳すのは良くないと言えど、自分が何を言いたかったのかはわかるようにしておきましょう。
ノートに書いているのであれば、隣や反対のページに記載するなどがおすすめです。
韓国語日記を続けるコツ
日本語でも日記が続かないのに、韓国語で日記なんて続くかな…
私もそうです!笑 継続が苦手な人は、韓国語で日記なんて続くか不安!
日記が続けられても、韓国語でなんてハードルが高くて、そのうちやる気がなくなりそう…
そんな可能性もありますよね!でもちょっとしたコツを覚えておけば、継続のヒントになるかもしれません!
完璧を目指しすぎない
「絶対毎日やらなきゃ!」と考えると非常に重荷です。
もちろん、毎日できるのがよいですが、あまり無理をしすぎないようにすることも、継続のポイントです。
「どうしても疲れた日や遅い日はできなくてもOK」「毎週この曜日だけはやる」など、自分の生活にあわせながら、無理のない範囲で進めましょう。
添削まで無理であれば、とりあえず作文だけやってみるとか、ササッと日本語だけ書いておいて後でやるとか、そんな感じでもいいと思います^^
お題を用意しておく
「日記」と一口に言っても、ただでさえ日記なんて続かない人もいると思います。
でもやっぱり継続は大事。ということで、事前にお題を決めておくのもいいかもしれません。
別に「今日」にこだわらなくてもいいと思います。
こういうプロフィール帳みたいな質問って答えるの楽しいですよね!それに乗じようという話。笑
暇なときに質問をストックしておいて、毎日それに答える形で、韓国語で文章を書く。これなら楽しく続けられそうですよね♡
かわいいノート・高級なノートを使う
文房具が良いものだと、しっかりやりたくなりませんか?笑 形から入るのも良いと思います!
要はモチベーションを上げる工夫をしようということ。
ノートに限らず、自分の気分を上げながら勉強に取り組める環境を整えることがおすすめです。
好きなお茶を飲みながらゆっくり日記を書くといった決まったルーティンを作るのよいかもしれません。
とにかく、自分のやる気を引き出せる工夫を考えてみましょう♡
語学勉強は継続が大切!ストレスなく楽しみながら続けられる方法を常に考えることが大切です!
韓国語日記に役立つおすすめツール
韓国語の日記を一人で書き続けるのは、やる気の維持もかなり必要で大変!
そんな人におすすめなツールをいくつか紹介します。
トミのオンラインの3行日記添削
まさに日記の添削のためのサービス!毎日100文字以内の文章を添削してくれるので、継続するための動機付けにもなります。
24時間以内に返信してくれるので、時間置かず、自分の日記で勉強できるのもいいところ◎
3日間の無料体験もついているので、お試ししてみたい人も安心!
添削の頻度に合わせて、プランが3つあるので、忙しい人ややる気が続くか不安な人も、自分のペースで日記勉強ができます!
プラン | 月額 | 1回あたり換算 | 添削頻度 |
---|---|---|---|
毎日プラン | 8,980円/月 | 299円/1回 | 1か月毎日添削 |
平日プラン | 6,980円/月 | 349円/1回 | 月~金の週5日添削 |
週末プラン | 4,980円/月 | 415円/1回 | 金土日の週3日添削 |
※すべてのプランに、毎日の日記動画配信・初回3日間無料が付帯
ストアカ
「ストアカ」は、スキルマーケットで、個人でやっている韓国語の先生を見つけられるサービスです。
授業の時間や授業料は、30分~1時間程度・1,500円~3,000円程度が多く、韓国語教室よりも安いのでおすすめ!
自分に合わせた授業をしてもらえることが多いので、日記を添削してもらうことで、正しい韓国語を学べるとともに、やる気もアップ!
韓国語教室に行くのはハードルが高いけど、費用をおさえて先生に教えてもらいたい!という人におすすめです◎
hime式365日韓国語をたのしむDiary
「hime式365日韓国語をたのしむDiary」は、カレンダーに沿って予定を韓国語で書いたり、簡単な日記を書いたりできる本。
ダイアリー用単語集が付いていたり、日記に使える単語やフレーズを毎日教えてくれたりなど、受け身でも日記が続けやすい工夫がされています。
毎日単語を一つひとつ学べるので、初心者の人にもおすすめ!日記だけでなくスケジュール管理も韓国語でできるようになれちゃいます^^
Q&A Diary ハングルで3行日記
「Q&A Diary ハングルで3行日記」は、毎日日記をつけるための質問がまとまった本。毎日お題となる質問に答える形で日記を続けられます。
ただ質問が記載されているだけでなく、例文やその日本語訳、使われている単語の解説もついているので、韓国語力に自信がない人でも、学びながら日記が続けられます。
初めのうちは、例文を活用しながら、単語を変えて文章を作れるのも便利なポイント!日記を書きながら、使えるフレーズが学べる1冊です!
一日あったことというよりは、自分の好みや性格に関する質問も多いので、会話力のアップにもつながりそうです。
Chat Diaryハングルで3行日記
「Chat Diaryハングルで3行日記」は、「Q&A Diary ハングルで3行日記」の続編。
作りは同じ感じですが、質問の幅が広がっているような印象です。
日本語でも答えるのに考えてしまうような内容だったりして、さらに難しい表現の練習ができそうな1冊です。
また”Chat”というタイトルの通り、SNSで使える表現や略語なども盛り込まれており、もっと韓国語の表現の幅を広げたい中級の人におすすめです。
「Q&A Diary ハングルで3行日記」をやり終えた人が続けるのも、もちろんおすすめ!
韓国語日記によく使えるフレーズ集
日記でよく使いそうな文法や表現を参考までに。
◆~하기「~すること」
~기は、動詞を名詞化するときに使う表現です。하다で終わる動詞は하기、하다が付かない動詞であれば語幹を前が前に付きます。
「明日は○○をすること!」みたいなTo Doの書き方でも使えます。
◆~고 싶다「~したい」【願望】
今後したいことや叶えたいことを表現するときに。動詞の語幹が前に付きます。
◆~ㄹ 거야「~する!」【意思】
「これから自分はこうするぞ!」という強い意思を表現します。タメ口の表現ですが、ㄹ 거에요で「~します!」という敬語にもなります。動詞の다をとったときにパッチムがない動詞では、そのままㄹを、パッチムで終わる動詞には、을をつけます。
◆예정이다「予定だ」
예정は「予定」の韓国語読み。~ㄹ(을)예정이다で「~する予定だ」と表現できます。
◆~ㅆ다「~した」【過去】
動詞や形容詞などを過去形で表す表現。日記では今日あったことを書くことも多いと思うので、よく使える表現かと。
日記など言いたいことを韓国語でアウトプットする習慣を
一番大事なのは、韓国語で自分の言いたいことを表現する習慣をつけよう!ということ。
普段、自分の思考回路や、自分の言いたいことは母語である日本語で考えるので、韓国語の知識がたくさんたまっていても、韓国語で表現する思考回路を鍛えておかないと、会話はかなり難易度が高くなります。
日本にいる以上、なかなか韓国人と会話の機会を持つことは難しいかもしれませんが、日記を書くことによってアウトプット力を鍛えることができますよという話。
確かに、聞き取りや発音など、会話を成り立たせる上で必要な力は他にもありますが、まずは自分の言いたいことを韓国語で表現できることはとっても重要。
普段から少しでもいいので、思ったことや言いたいことを韓国語で考えてみるクセを付けるといいと思います。
日記を書くことも重要ですが、段の生活の中から「これは韓国語で何ていうのかな?」という考えを持って、時間があるとにはサクッと簡単に調べるだけでも全然違います。
毎日日記を続けるのが難しいという人も、ちょこちょこ日記を書きながら、こういう思考回路を意識するといいと思います。
大事なのは、韓国語でアウトプットできる思考回路!!
ちなみに、”韓国語でアウトプット”という点で似ている、会話力を上げるためのセルフスタディはこちらにもまとめているので、合わせて参考にしてみてください♡